ミスチルの『楓』がふと聴きたくなって独りで歩く夜の国道
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正解を英語でなんて言ったっけ?「政界?」と聞く母がかわいい
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黒月曜幾千回と繰り返し ヘーキになるのが大人というもの
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天国の番人ふたりで蹴り倒しきみは現世へぼくは地獄へ
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霧雨の こまかにかかる 山の端に 春陽射し込み 青葉色濃き 白銀の玉溢れ 露と消えるや 無常の雨
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溜め込んだ冬物洗って衣替え ようやく進む我が家の季節
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洗濯物ほしものが風に揺るるを見るだけで ふふと幸せ 外干し解禁 /花粉ほぼ終了
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緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 君に届くや 尽きせぬ想い 幾山越えても 
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濡れ窓に片手かざして知っているあなたが天使であることを
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友達はできたのかしら 虹の袂で  いまも私は きみに会いたい
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棘のよな言の葉一つ受け止めて春茜見つ風に吹かれり
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十五年亀は全く衰えず 小さな家を一歩も出ずに
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顔中に星が貼られてあたし今銀河になれてるニキビだらけで
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創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
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春秋嬉しされど夏冬あってこそ そういうふうに幾年暮らし
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土日嬉しされど週中あってこそ そういうふうに幾年暮らし
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泣き腫れた、君のまぶたと目が合って えも言はれずに ただ見惚れてた
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かたむけて、背けるために押し流す。アルデヒドたちが僕を蝕む
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なにもかもキマダラカメムシに見える マジ許せない すべてが怖い
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うわの空拾う落とし物白髪ネギ家と逆の方向へ歩く
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知らぬ街 靴音までも 素っ気なく 系列店の ネオンに和む
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紫外線対策の如 新緑をまとふ街路樹 南風はゑ揺蕩たゆと
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抱擁を 思いおこせる 抑揚に ヴェヌスの丘は 誰待ち望む
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期限切れ 鎮痛薬を 服用す ひと月ならば 大丈夫かなと
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真夏日に肩を叩かれ振り返り春の背中を見送る夕べ
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アイス棒の傾きに溶けてく時間があってほら春はあけぼの
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去勢され君はいい子になりました それを喜ぶ人を憎めよ
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好きなだけ居たいのならば居ればいい この国からは僕は出て行く
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にぎってるものを離して生きてると吠えるああわたしは
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コロナから飲み会ネットセルフレジ 見てるだけなの? 次の惨事を
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