窓の外 フェンスを歩く ハクビシン 珍客通り 愛猫きみはガン見す
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生温い豆乳飲んで耐え凌ぐ蜂蜜混ぜた生姜湯も飲む
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でかマフィン リュックにふたつ詰めこんで明日とあさって生き延びるビジョン
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台風の次の次の日曇り空野良仕事には良い日和なり
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前もって子を諭したら「歯医者しゃんで泣くかどうかはオレが決める」と
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文旦の種より出でし苗にして日ごと枯れゆくアルビノ二本
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金槌が水泳チームの監督になってきたよな 人生劇場
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おはように「先生、脈がありません!」 添えてあなたは無邪気なままで
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燕の巣 今年も雛が 誕生し 親は健気けなげに 餌を運びぬ
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細やかな 観察の目と 品高き 調べ備へし 歌と思ひき
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航海のあれこれ詰めた宝箱 宝箱のまま仕舞う幸せ
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暦より 進む季節に 長持に 手を触れ迷ふ 衣替へかな
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名も知らぬ 五弁の花の 天を向き ひと叢生ふる 蓬生(よもぎふ)の宿
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花摘みてわれらとはしゃぐ母の笑み 思い出連なる立葵タチアオイかな
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紫陽花の万華鏡のごと彩りは 梅雨の憂うつ 紛らすギフト
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誠実や永遠の愛と 言うけれど キキョウ帰郷せずして何が愛かと
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夜桜と 同じ色なる 薄絹うすぎぬの 衣纏ころもまといて ぬ人を待つ
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逢えたなら また来る夏と あの夏を 一つの長い 夏にできるよ
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コンビニの自動扉の開くたび 涼をまとひぬ心地き風
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とどまるも とびこえるのも もどるのも できない「時」を てくてく歩く
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棘のある言葉がどんぶり漂って視界の霞む一杯のラーメン
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空気読めず一打差で勝つも 二打罰を払ってでも 買い戻したき日
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旧知の友 集いし語り笑い合い 愉しき我らタイムトラベラー
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成功の途中だと言う君が焼く崩れたタコ焼きは背筋伸ばす
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おまえもさ、言ってただろう明日なんか来なけりゃいいと旅の終わりに
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母さんは何をやっても上手だね言えばやや照れ表情戻る/認知症
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温度計24℃で肌寒く直射日光射せば焼けそな
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きみ推しの赤いアディダススニーカー ハードオフにも並んでいたり
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君のことすべてを知っていたかった あなたはなにも知らないままで
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ミニトマト鉢を店にて見つけるが枯らしてばかりわれそっと出る
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