近未来の灯りのついた高層の建築現場に夜を見上げる
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イリジウム分析などをやりながら学者の父は老いに佇む
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若ハゲの若がなくなりただのハゲやっとなったぜ相応のハゲ
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隔たりなく手間暇掛けた優しさはポケモンカードのレア度かな
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教室の 端の机で 伏せ眠る 君の姿が 脳裏に浮かんで
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食わないと言ったが見たら食っている朝には平ら猫の餌皿
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ブラッサム 爺にも踊れる あのダンス  テンション上がり 今日も始まる
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赤になるコキアの隣り真っ白なコスモスがいて深まる秋ぞ
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透き通る 天から聞こえし 君の声  アルトボイスで 待っているから
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おはようさん 何かあったの 朝イチで? 最後に帰った? 俺は定時や
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戒名になればあなたの心にもわたしの名前刻まれますか
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我が庵は都の東江戸川のハザードマップ赤き地にあり
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風呂上がり 畳の上で ひとやすみ 窓外(そうがい)の鈴虫の音(ね) 微(かす)か
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かけられた重しをそそっと脇に置き素知らぬフリでそこに佇む
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マテバシイ 葉陰にどんぐりいくつかの ちいさな庭にも秋の実り
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公務員 批判しすぎて 人手減る  行政遅滞は 誰の責任
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秋植えの球根庭のあちこちに埋(うずめ)めて春の目覚め待つらむ
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宙を舞うお手玉三つ目を見張り声を合わせておさるのかごや
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三連休あけの火曜日今日の外来に老医われの脳(あたま)は再起動せり
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ラジオから今朝星空と朝6時まだ夜かよと曇り空見る/九州の空東北の空
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コスモスにどうすれば良い?と呟けば「風を纏(まと)いて逆らわずだよ」
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朝焼けの地獄の様の雲形も日の出に色褪せただの曇天
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ガラス越し下に落つ影葉か鳥か柿の木枝にヒヨドリ一羽
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元気でな 長生きすっぺ 空蝉は 荷が重すぎて 床を這いずる
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今日の天(そら) 晴れか曇りか 知り得ぬも 外鳴く鳥で 晴れと知りぬる
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真夜中の 送信ボタン 押す指は お行儀悪い 迷い箸かな
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朝早く目覚める時の茫漠とした瞬間の時の流れよ
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自らに 鞭を振るって 生きている 夜は明けてゆく 陽は落ちてゆく
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年を取る 着の身着のまま 日が暮れる 自由になった 進化賜物
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峠から 見下ろす海原三陸の 潮騒遠くかすかに聞こゆ  /吟行の旅第七首目
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