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「見て見て」と立て看誇る女生徒のジャージの臀部にもペンキ散る
4
姉と口論をしてしまった夢見 寝覚む朝 暫し姉を想ふ
27
長距離が僕より速い藤色のポニーテールを掴まえたかった
7
押し寄せる恋や介護のストレス軍わたしひとりじゃすぐに瞬殺/弱音
28
目を逸らし 思いにふけっても 君が見てる この背徳に 浸りたいだけ
6
睡魔との 戦い続く 十月も 残り半分 ゴールは見えたか?
18
雨上がり ロケハン終えて 事務所まで 蒸した風受け 山道下る
16
薫るたびさやかに浮かぶ亡き人を 送った落日オレンジの花
5
良い夢を見ました ひさびさ 亡き
長女猫
(
あのこ
)
腕に抱ければ もっとよかった
23
熟れ熟れの 柿を食むなり 秋の午後 とろけるやうに 甘美な果実
23
持ち時間細りゆくなり虫時雨 あと幾たびの秋を数えむ
5
水底の流水紋や水の秋 ひかりの砂を篩う揺らぎよ
7
寂し音のひびく軒端の秋風鈴 部屋の火影に影の揺れつつ
7
同窓会白髪のデブが久しぶり! いや誰やねんお互い様や
5
はたた神地には戦火の収まらず 神の鳴動なお小さきか
4
君だけと寝言は寝て言えバカやろー 昨日のアレは夢なんかなぁ?
4
露草を摘めば褪せゆく宙の青 二度と戻らぬ日々の煌めき
7
世の中の
端
(
はし
)
っこ暮らす我にさえ被害か否か自治体メール /サイバー攻撃漏洩か·まだ不確か
14
病院の玄関先の金木犀 病めるあなたへ香りぞ運ぶ
5
いい男初めて褒めてくれたひと風の噂もやんで久しく
10
洒落た店連れられるたび胸で問う 誰と来たのか思い出すのか
4
金木犀
(
もくせい
)
の香る坂道朝の日に色鮮やかにリュウキュウアサガオ
28
体調がすぐれぬ時ほど明るくね なんてできない未熟者です
13
自然なる 水音に心 惹かるるは 海より命 宿されしかば
17
血と汗と自縄自縛の恋心面倒だからぜんぶ噛み切る
4
雨よやめ 林を染めよ 金の陽よ 母が祝いし 我が誕生日なり
26
ダイエット始めて今日で二週間 数字的には変化ないまま
23
すり減った 靴のかかとは この街の アスファルトへと 擦り込まれてる
19
青春をスタートにして六十年 遡上の鮭も俎上の鯉か
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言の葉を風が届けてくれましたひとつひとつが宝石になる
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