政治家の言葉の鮮度すぐ落ちる そのスピード魚にも勝る
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派閥とは国会議員の互助会か 掛け金はもちろん税金ね
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秋深し 鼻唄すさぶ お湯加減 冷雨の宵には 長湯も良き
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パンツまでスレスレ見えそなミニスカで 階段登って「盗撮は犯罪!」
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あの頃のよろこびもかなしみも全部詰め込んでいた空っぽの部屋
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陰鬱な雨雲去りて朝晴に 小さき黄花の蕾見つける
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かろうじて きのこ救出 ベーコンと あったかスープで 朝を始めよう
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チビ猫や おといれのまえで なになやむ 「どっちのおといれで きょうはしようかニャ」
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ねこたちは あさから みょうに せわしない おかあちゃん きょう おでかけしちゃうの?(お昼まではいるよ)
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ペチュニアの花の終わりし癌センの いつもの席にあの人ゐない
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仕事では 即断即決 してるのに 今度メシ行こ なぜか言えない
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無心にて この叙景短歌うたに詠みたれば そよよの風も心に吹きぬ
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里山に 秋来たりなば風涼し 夏の終わりを草雲雀告ぐ 
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秋高し待ちわびて今日はたの幸なま落花生さつまいも掘り
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秋麗あきうららうららうらら🎵で心はずみ子らを待つ吾に亡父母おや重なりぬ
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ゴミのこと 捨てたくなって 忘れても そこにあるゴミ なくなりはしない
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もしは無いもしは無いとはわかりつつ二十歳になろう貴方を想う
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ここを右 曲がれないのか ストリートビュー あの変な家の その後が見たい
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「つけようか?」「つけましょ!」で点すストーブの青白きのありがたき『寒露』
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目の前に 見えてるビルだと 思うけど ナビを信じて 遠回りする
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咲かないで切なく育つこのつぼみ そっと包んでただ暖を取る
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贈り物 居間の片隅 積んである 送った人の 気持ちを知らず
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テーブルの 真ん中にある 千円に なんでも金で 済ます寂しさ
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いたいのよ いたいいたいの いたいのよ なんだよ急に 逢いたいのよ…
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人生という名の旅人の休憩地コンビニへ寄る人は様々
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最後にはあなたの墓前が残されたこの故郷で変わらないのは
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あったかい起毛の季節に包まれて ほっとする夢ホットな夢も
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しほかぜが 吹きすさびたる 海辺街 暮れ茜と錆び看板
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ちょ、ぐはってわらってもうたやないのもーほんなら負けやわ全てあげるわ
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イヤホンす、な!!!!!おいおいおい!チャリ乗りならば常識す、な!!!!!イヤホンを!
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