継ぐ人は無くて更地の梨園に秋風抜けて寂しさ残る
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奥様の待ちて煮込みぬジャワカレー兄残業で旨味の増せり
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カタツムリ内のスロープ窓の灯の斜光へ昇る未来図書館
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陽に透ける緑と黄に紅重ね楓の描く秋空の隅
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笑ふ子に草の紅葉と青空の胸の写真は褪せぬ秋かな
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紅葉の岩の斜面の空分ける稜線に今白馬は立てり
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一重咲き凛々しく赤い撫子に夕陽の掛かり胸を照らせり
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この星の 500万種の 昆虫は なぜか海には 1匹もいない
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昼脱いだ上下セットのトレーナーまた着る寒き秋の夜かな
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蕎麦茹でる五分を計る砂時計ひっくり返す一秒の幸
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雌馬よ 乗りつつ行けば丘の上 ダートムーアの五月某日
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「大絶賛!医師の9割認めた!」と 母数はたかが 百にも満たぬ(題/ゲス広告)  
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探し物 ことごとく失せ 紐で結い たぐり寄せたる 飴くじにせん 
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カオス故 探す物体 どこやらと 飲み込みやがる ブラックホール  
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我が机 絵描き学問 ちゃぶ台と なんでもござれ カオスの宇宙  
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覚醒を したとは言えど 机にて 執りたる筆は やはり暗号  
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君誘い 選ぶ映画の カルトさよ 俗に在らじと ドヤ顔の俺  
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秋の夜半(よわ) 眠れぬままに彷徨(さまよ)いぬ 来た道ゆく道堂々巡り
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腕時計調節工に立候補したシャープペン職に殉ぜり
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ほうずきを摘みては旧友(とも)の渡しつつトイレに下げよと効能も添え
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ああ今を 思えば思う ほどに泣く 後ろめたさと 憂さに包まれ
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AIや 山の裾見て 答えてや 頂上は いらんさかいね
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お知り合い 常連さんに ならないと お断りされ 入れてもらえん /見
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生きてるの 生かされてるの どっちなの 揺れる気持ちの 中で生き抜く
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雨なればと黄のレインコートを探し出しいざ出勤せむテンション上げて
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転生しても惹かれるきみからはイイネが帰ってこない転生
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「あのね」から 始めなくとも 続く時間(とき) 「また、ね」なくとも 紡ぐひととき
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空想で ニューヨークでは 復讐だ 箝口令は 何故敷かれたか /ماينس زيرو
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じゃがいもを掘り返してから手に取って選別をする畑の判官
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パーカーを一枚羽織ればなんとなく鎧のように外を歩ける
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