卒業の 袴纏いし 女子見たり 学業成せぬ 我に眩しき
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一度とも 笑ってくれない俺といて 君を笑顔に出来ないおとこ 
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孫からパワーありがとう、怪我の治りも数倍早く
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ひざまずき花芽の周りの草を抜く巡る季節は待ってくれない
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夕方になれば涼しい風が吹きまだ三月と思いしらされ
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哀歌かなしうた 涙慟哭なみだどうこく いろどられ うたつづるは 雨心あまごころ
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花びらは光を通し輝けりアズマイチゲは森の妖精
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早咲きの桜咲いてる公園は半袖の子で初夏の賑わい
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むぼうび無防備な うしろあたまを なでられて ねこはそろそろ ゴハンをまつの
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ここしばらく(一日)二食か二食半なりや 3時のおやつの復帰が目標
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三ヶ月溜まつた汚れ取り除く洗濯槽はパンドラの箱
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無印無印良品定番衣料主に下着類まとめ買い一割引きはありがたきかな
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日曜の作歌のときは風呂場にて喧騒はなれタイルを磨き
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北口のロータリーには鳩がいてあれが来るまでそれを数えた
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赤ピンクむらさきの傘が埋めつくす夢のような国、夢で会ったきみ
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平気だよ。わたしがいるよ、大丈夫。 両腕もろく、弱い要塞
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おまえらが 一緒になったら同じ姓 笑える、マジで 夢叶うとか。
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白い花しならせて咲く雪柳さわさわ風にその身をまかせ
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エアコンのタイマーなしの朝きたる されどあかつき覚えぬ春眠
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おとなりは揚げ物らしい忍び込む匂いに屈さず飲むスムージー
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煌めいた湖面眺める昼どきの席電源オフの石油ストーブ
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その口が ヤツのたばこを纏うから もう近づくな 塞ぎたくなる 
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未練ごと断ち切った髪が散らばってサロンの床は呪いで満ちる
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ねぇ 急に暖かくならないで 怖い 貴方に好きと言えそうになる
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穏やかな 日曜の朝 出勤し 鶯の声 吾を励ます
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「春なんて飛び越して夏に向かわない?」「……いきなり腕を引っ張らないで」
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芋虫はだれより空に遠くって、だれより広い星空をみる/チ。
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幼少の頃に育った この町は 変わらないのに 目線は変わり
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窓全開 春のドライブ心地よし 花粉もろとも風を吸い込む(花粉は平気です)
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今日できない事でも明日あしたできるかも 自分のペースでゆっくり行こう
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