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逢ふことの 揺れぬ恋路の 今日なれば 二人の
よ
(
世、夜
)
には
かかる
(
罹る、懸かる
)
雲無き
5
あの世こそ みなの末後の 行先よ 月の光も 終ぞ届かぬ
8
プリンター年末だけは忙しなく八十五円に込める「おめでとう」
20
名も知らぬ愛する誰か夢に見た 枕に染みる輪郭のひと
6
いってきます 鍵握りしめ 笑いながら ドアを開けたら 何か変わるかな
8
肉まんが 温まるのを 待つあいだ 何もできない それでいいのだ
8
人生がもし一本の映画なら今の会話はポスクレにしよう
7
クリスマス 予報は
生憎
(
あいにく
)
の雨天 翌夜は居間で 聖夜を祝ふ
28
暗闇に吾を連れ去れ地下鉄よ もう帰れないほどの遠くへ
24
遠い町見知らぬ街に吾を置き 地下鉄はただ走り去りゆく
17
希望はあくまで希望 さようなら残念無念 どうぞ消えてね
7
ドアを開け夜気を吸ひ込み地下鉄は 百足のやうに節をくねらす
22
黄昏
(
たそがれ
)
に一番星もまだ見えず 三日月
縋
(
すが
)
る爪痕のやう
20
午後六時 教会の鐘 鳴り響く 聖夜を前に 子らははしゃいで
24
わたしってねたみひがみそねみのごんげ? 人の幸せ喜べもせぬ
31
友人がばあばとなりぬ嬉しそなLINEを見れば妬ましくって
26
喜んだふりして要らぬカレンダーを貰うも恒例行事となりぬ
24
戸を開けるここぞとばかり猫たちが駆けるすり抜け戻る出てゆく
22
本日のアドベントティーは カモミール もうちょい寝ろと いふことらしい
22
「お母さん寒かったね」と初雪をかぶりし母の墓を拭いぬ
38
腰痛にイエローカードの響きあり 一昨日の落ち葉掃きなど/改
15
友達がドロップシールを探してる妹の為電話を掛ける
6
柿キウイ芋を食べ終えしりとりに気付き一人で大ウケする朝
23
糖衣錠を舐めてるような生活と分かっていても飲み込めなくて
25
送り主不明のケーキが着払いで届く 今年は凄いぞ凄いぞ
4
思い込み 判断違う 錯覚に 惑わされたる 弱さの極み
2
つまらぬと 騒ぎ出したる 小学生 帰りたくても 親はお仕事
2
クリスマス 児童館でも 子供らが 才能発揮 学校みたい
2
白椿咲く道 突っ切り 一人用 ブッシュドノエルを 買いもとめたり(アンテノール)
20
風邪に臥し身動きとれぬ日を過ごし師走の晴れに布団干し、さあ!
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