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スコーンのぬくきかおりのひろがりて秋霖はいつやむのだろうか
6
王城を死守せよと手にスプレーを羽虫の騎兵境界越えて
5
人の世の嘆きを乗せて濁りたる印旛の沼に月影沈む
6
デモは言う 「暴力はNO」数分後 悪魔の風に 魂を抜かれる
11
右派左派と 区分けをしては 自壊する 対立煽る 外野席から
10
羽撃きの健気さ愛し
蜂雀蛾
(
ほうじゃく
)
よ冬悟りつつ尚遙か行く
4
ラジオ消し梨食む音の清けきはひとりを生きる季節の正しさ
24
清掃をされた落ち葉が重なってやがてまた咲く命なのだわ
8
眼裏の ストロボがまだ熱をもち 積んだ雪をも溶かしてゆく
7
録画したばかりのネプリーグをまだ熱いうちに見てしまう22時
9
豚汁も 鍋ででてくりゃ 贅沢な 一品おかず 冬のごちそう
22
AIが代わりに考えるから僕は皮の厚いボンタンにとりくむ
7
人影も まばらな川に マス二匹 泳ぐ姿は 優雅さ感じ
18
秋風を 浴びてロケハン 気持ちよく 仕事を忘れ しばし妄想
13
ラムネ食べ 頭整理し 仕事する 集中力は 少し向上
13
寒くても 飲みたい想いは 変わらない アイスコーヒー ルーティンの味
16
のり弁も 気軽に買えない この時代 せめておにぎり 安さ求めて
13
待ち人来ずただ秋冷の音信(おとづれ) 夜半に更けゆく虫の音かなし
4
ボロボロと次第次第に朽ちてゆくそんな生き方ありだと思う
7
ナンパした男と次の日鉢合わせ悪い事は出来んぞよ
7
闘った痕跡などは意味がなしいろんな過去がやさしく
凪
(
な
)
いで
7
今月は神無月だねって笑う君は神様よりも尊い
13
夕映えの霞ヶ浦は風も止み空雲水は朱にまじわる青
12
足音に 耳を澄ませば 波音に 空しさ覚え 誰もいない海
12
バスティーユ襲撃の絵とさも似たり 自由と言うより衆愚なフランス
9
黒ダリア 終わりの近い喜びと終わりの近い悲しみがある
14
草深き土手の小道に分け入れば 足元揺れる野花の出迎え
17
葉と蔓が立派に育って見えたって地中の芋は掘らなわからぬ/不作だった
12
風鈴が似合うのは夏寂し音を運ぶ秋風微か虫の音
23
薄青の空ゆるやかにつがひ鳥ぴたり離れず風のまにまに
6
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