初めての下駄に浴衣に髪飾り初めて君と行く盆踊り/題『盆』
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山際に沈む満月見送って今日の句点とする夜勤明け/ 題『山』
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夏休み何で全校登校日それは先生給料もらう日
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寂しさか 贅肉なのか 夜半の雨 雲連なりて 貧者の吐息
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アンカーが未明おっしゃる二度とない今日という日をどうぞ云々
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血圧の数字のよろし朝の卓 塩に伸びたる指のためらい
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楽園に導いてよね爽快に前自転車で行くお嬢ちゃん
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東西の窓を開ければあいの風 生活臭を流し去りゆく
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山低く小河ばかりの房の国 治水の知恵の浅き国柄
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捕まえたその手を強く引き上げるそのためだけに私は生きた
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なにもかもだめなことだけわかってる絆創膏まみれの指先
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捨てるならその生命を少しだけ識らぬ私に預けてみてよ
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付き合いたいとか考えないけどときめいた 放課後のふたりきりの会話
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傑作は鮮度保ちぬ 拙作は鮮度下がりぬ 我が投稿首
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どうしても地獄に思え土と樹の児童公園避難しました
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空一面 夏と秋とが混じり合う雲に尋ねる残暑の行方
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図書室の古典の裏の革のソファ 源氏の如く君と密会
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茹るとも 陰を背負って 独りごち 畔道歩めば 神が見てきた
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昼休み 渡り廊下で寝たふりしてた 遠くのクラスの君の溜まり場
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雨がふり畑一面雑草よ数日かけた草刈り無駄に
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保健室ふたりで心音確かめた 脈が早いのは君のせいだね
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富豪らが 愚痴をこぼして 煽れれば 直ぐ実りたる 戦争の種
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中干しの田に飛びて来しあまさぎは忘れ水より命を掬ひ
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ぴぃひょろろ 呼ぶ声追いて炎天の畦道辿り 行き方ゆきがた知れず
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盆過ぎて フウセンカヅラ 花が咲く 静かな夜に 上弦の月
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皆々は 終の住処を 確保され 遺産相続 手を打ち足りて
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俺の日々 避難民とは 変わらぬ日 月1入浴 エアコンひとつ
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愛すれば縛りたいほど近くとも ほどけたあとに残るものこそ
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四季の美を でつつ 生に刻印し うたって行かむ これから後も(由ニ様へ)
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フォルダーでとっ散らかったモニターの隙間に細く光る青空
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