「ちゃん」付けがセクハラとなるこの時代 心の余裕がない人増えて
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暖求む愛猫は 胡座あぐらを借りて丸まりぬ 我がひざぬくもりぬ
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皿洗いしながら流しに痰吐くの 気持ち悪いからほんとに止めて
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AIが勝手に電話出てくれてどう受け答えたか知らないわたし/スマホの通話セキュリティ
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天空のメタセコイヤの梢占め下界眺める烏丸の愉悦
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ご時世に翻弄されし亡母はは 人生みち なにをおもいて語らずし逝った
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凛として笹ユリのよう叶うなら語りあいたき亡母ははの人生
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早朝に ゴミ出し行けば木枯らしが 裸足に纏う秋風寒し 
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遠征の舞台終わらば星月夜 三つ増へたりパワーの目盛り
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朝四時の 澄みし夜空に オリオンと 南へ向ふ 飛行機一機
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嗚呼やはり 秋の夜長は 読書かな 「猫奥」(モーニングコミックス) 時を忘れて読みぬ
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疲れたー 帰ってベットに 倒れ込む いたいいたいと 埋もれてたキミ
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教室の 窓に当たって 気絶した カナブン持って 見せにくるキミ
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今週で 打ち切りだって? このドラマ ピアスしながら 俺に問いかけ
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降るなんて 言ってないよね 天気予報 泣き出した空 泣かないよ私
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そう言えば角砂糖があったよな コーヒー薫る滅亡の朝に
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文字を打つ 無意識だから気が付かない 親指の顔を 酷く叩き
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なにもかも 変わっていくが 変わらずに ずっとあるもの ああ、ありがたい
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整えた母の遺影を描く支度あとは悔い無く描きあげること
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温かい茹で栗両手で持てるだけ持って走って届けに来た子
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七々でシーンが変わるタイプの歌東京タワーは青みがかっている
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仕事なぞやりたくねぇよ抜いたあとに出た言葉です。言いながら笑う
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治らん肩を揉む よく効くアレジオン デジャヴはいつもパソコンモニター
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クマが出た!瞳の下で冬眠中 今さら寝ても起きられないね
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人参と一緒に入れたじゃがいもが煮崩れている私のシチュー
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ひとつまたひとつ消えゆくあかつきの空の最後に殘る願いは
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翌朝にお菓子の山を眺め笑む 私コーヒー君には紅茶を
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教室の 足もと窓から廊下見る 君の片隅 僕の真ん中
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いやだなあ暖房つけたら鼻が出るこれが花ならうれしいのにね
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点滅を5回確認したくても カーブしちゃっていつも3回/「ア・イ・シ…」てる?!笑
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