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おばあちゃんに 全部は伝えず 喜ばせ それでいいよと 孫の優しさ
20
真っ白い百合になりたしハルジオン俯くな咲け空
(
から
)
の茎立て
16
システムのバグかも知れぬ基準値の謎が解けない僕は凡人
21
一日の 終わりが貴方の 言葉なら 心が満ちて 夢に落ちてく
15
木綿針
(
もめんばり
)
かがる山の端つつじいろ ひこうき雲と春のたそかれ
20
メーデーの 芝にあまねき 春の陽の 夕べを待たず 翳り来にけり /梅小路公園芝生広場
13
けだるさを かこちて怠け 暮らすまに 御室桜も 散りて春行く
18
あるはずも なき借りがまだ あるごとき 思い離れぬ 君の中陰
15
遅咲きの 御室桜の 時すぎて 涙に曇る 君が中陰 /満中陰
15
雨がっぱ片脚ビリリびっしょ濡れ着いて脱いだら斬新ウォーク
17
去りて、来る この場で店は 風のごと 遠いあの頃 店は岩山
5
行く春の山の紫藤の花蔓を絡ませ木の間彩る
33
駆け抜けた 短い人生 短い足で おやすみなさい 私の最愛
7
卯の花の夜陰に楚々とたたずめり猫の額の庭の真ん中
20
手をのばし値札をみては通り過ぐフキもうるいもワラビもタラも
19
風光る 花の木の下 桜散り 葉桜茂れる 若葉むせびて 夏は来ぬ
5
また今年も愛らし鈴蘭ふるふると励ましくれる職場の花壇
28
全員が三倍速のこの街で蟻を踏まないように生きてる
13
神さまに君を例えてみたいけどA is Aは例えではない
5
朝顔の 朝に生まるる 露落ちて 花残れども 夕べに枯れるる 虚しさよ
5
ラベンダーに羽音も高く蜜蜂が 待っていたのを知ってのことか
30
齢
(
よわい
)
重ね 「鏡の
疎
(
うと
)
まし」 と言う人を 思い出しつつ
髪梳
(
かみす
)
く
夕
(
ゆうべ
)
31
ふきのとう身を寄せあってのびてゆき川原にそよぐこびとの団地
15
昼休み 雨後の晴れ間の風涼し 公園の
躑躅
(
つつじ
)
光る雫
31
雨に濡れ萎れ俯くツツジ花 父性本能やや疼きたり
21
ラム肉のカレーライスを食べながら 「異邦人」などハミングしをり
23
今晩はカレーライスの予告あり 土砂降りの中家路を急ぐ
19
「ダブルチーズバーガーセット
2
つ ポテト
L
サイズに変更で」
4
言わないことと言えないことは違うみたいよ 半分に切る冷凍ハンバーグ
5
葬式がわが人生の初主役ワクワクしちゃう踊りだしそう
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