ねこベッド 端にちょこんと 頭乗せ カラダみえない ニャマ首と呼ぶ
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灰色を恨みはせぬが単車降りけふは窓越しあてなき旅か
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「昭和の日」紆余曲折の吾の道 今在る平穏 あの頃在ればこそ
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旅終えて 帰れば我が街輝きて 凡庸で良し 我の居場所は
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「堕ちるわよ」言われてハマる怪演にネトフリ天国寝不足地獄
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山の端を 喰む雲の舌 寂寥せきりょうが好物と心を追ってくる
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青嵐 滴る山を登り行く梢の若葉 葉裏を見せて
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天長節 誕生日からみどりの日 昭和の日へと暦揺れしか
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ころころと進む道で立ち止まりアイスが溶ける方角を見る
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木洩れ日の 若葉茂る道 駆け抜ける 我が子の背を追い 吹き抜く薫風
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花火など鳴って何かの催事かと思いつ母の襁褓おしめを替える
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雨模様雲に隠れて山頂の青少しだけ見せてサービス
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風誘ひ夏を予感すスズランのささやき歌ふ白き妖精
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上空のはやてに雲は流れゆき 淡き虹の輪を放つ月光
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天井が回るということ比喩でなく体現した朝五時のこと
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春麗ら 予定も無い日を 子と過ごす ありふれた日々 いつもの笑顔
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風薫り妻には妻の予定でき子どもとべつで集うママ友
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にょきにょきと 立派なアスパラ顔を出す 心と身体に 元気をチャージ
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朝はずむリズム楽しむムトテトキ微笑む太陽フレアを放ち
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不機嫌は その人自身の ことやから 気にしなくてええ ほっとけばええ
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味つけはせめて日毎に変えたいの今日は酢味噌で明日はごま和え
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間延びした カラスのやかまし 鳴き声で 起きたくなかった 512
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春の蝿惣菜ケースに居座りて 鯛や平目の龍宮の夢
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出征す 我の弁当 ねだる子の 手に握らせし 一輪の花「一つの花」
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美女を乗せ発奮したのか我が愛車奇跡的にも一発始動
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耳もとで 頬くすぐる君のヒゲ あったか吐息がしあわせ運ぶ朝
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舞い降りし三十詩徒は星の意図ルンルン弾む春の泡華あわはな
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腐れ縁憎まれ口と減らず口破れ鍋一つ綴じ蓋一つ
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薫風に 揺れる藤棚風に乗り 甘き花の香ほのか届けり 
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造らずにこぼれるものが笑顔です言ノ葉一つ忘れじの愛
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