1Kに絶えたる自分放置さる春秋などは関わりも無し
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萎えしぼむ何一つすら持たざりしまっさらさらの新品人間
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壊したくないものはそっと触るだけ 扱い方を知らないままだ
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共感ができないくせに半笑い 拳をほどくことも出来ずに
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全てに飽きた 全てを知らないまま思う 何がそう思わせてるのだろう
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歳時記を図書館で借り知ったこと 何でも何とでも愛でられる
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人間をやめられるなら道端の石でも草でも何でもいいか
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炎天にろくろくびめく向日葵が人を見つけて捕食してゆく
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旅人を 見送るごとき 心にて 暑靄あつもやを舞う アゲハを見ゆる
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もどり来しあつさの苦づに嘆けどもただ独り行く鳶を仰ぎて
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昔なら終わりの近き年なれど生まれた意味もわからずに逝く
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朝晩に鳴く秋の虫告げる夏の終わり未だ思い出出来ず
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妖精の泣き腫らした眼かもしれぬイクラを口の中にて潰す
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改めて木槿ムクゲと知る 芙蓉ふようとふ母の教えを覆す Googleグーグル
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テレビにて歌舞伎観ながら「音羽屋!」と急に叫んだ祖母に驚く
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子どもはさ、うざいと思うだろうけど。叱ってくれる優しさ、気づけ。
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手探りの 眠る言の葉 どこへ行く 波間をさまよう 脳の海原
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あっちょっと!いま私のこと見てたでしょ!どうせなら目を合わせたかったな。
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岸辺にて 跳ねる素兎 労われば 何か賜はむや 多くは求めじ
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その昔 セーラー服の 少女らが 四人並んで 大島トマト🍅
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もう知った?自分がいつか死ぬことを 麦わら帽ではしゃぐあの子は
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時忘れ 捲る指先 今何処いずこ スマホ擦りつつ 寝転がる朝
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小食は有難きかな負け惜しみ食べ放題は見たい放題
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腕時計十五の春にじいちゃんが黒い文字盤合格祝い
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スマホしか 見れぬサイトの 和歌の字は 余りに小(ち)さし 目の痛きまで
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アイスバー カルピス ジュース 冷やし飴 胃もたれ兆す 日の暮るる頃
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値上げには 安きものへと シフトして じり貧になる 民の食卓
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恥を知れ!人の浮き輪で浮かぶなど何が三億たかが十億
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その作品 私に勧めた友人は 行方不明で連絡つかず
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ネトフリでホラー映画を観たはずが 視聴履歴に「未配信」と出る
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