軽トラの 荷台に転がる大根の 「食うか」と笑う翁のありぬ 
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時雨(しぐ)るれば出勤前にあたふたと探して羽織るダウンジャケット
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デイケアのエアロビに酔ふ夢路には魔女の少女と杖に乗る空
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和菓子屋の 裏に並んだ 自販機の 前に並んだ 放置自転車
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いつになれば 受け止められる 君の死を 悲しみだけの 秋が駆け行く
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あるはずの 予定消すのが 哀しくて そのまま今日も アラームが鳴る
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ハロウィンの風船がよく揺れている秋風ときに強くもあれば
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葉桜の枯れ葉となって落ちゆけば秋の光のゆらめく中を
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天井を見つめる二人手をつなぐ似た者同士夜を過ごした
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丑三つに 息を荒げる 日本海 万物どもが 怯え戦慄く
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やなもんだ 悟り達観 糞食らえ 時間が欲しい 身支度したい
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不躾で 不細工な私 不必要 不平不満の 不快な私
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何あれど 自然は自然 そのままだ 笑っちゃうよな 笑われてるな
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眠れずも 闇の中へと 同化して 心配しない ヨタヨタ生きる
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寒いから 膝の上にて 暖を取る 猫から暖を もらった私
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ゴミ出しに 必要不要 ゴミ袋 遣り繰りと知恵 ゴミは減らせる
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腹ぺこの午前一時を過ぎた頃追加眠剤?それとも食べる?
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闇深し 通り過ぎ行く 時差の音 そばだてて聞く しばし虫の音
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取りあえず 呆けとポンコツ ぶち込めと ヤーヤーヤーと 右派は雄叫び ※ 反・旧日本軍 反・アウシュビッツ
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介護など 出来ないことは やらないで 死人が増えて 罪人増える
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ケトルには あなたのお骨 庭の木は 絶えてよろしく 骸散らばり
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草枕 旅の眠りを妨げて 起きても今は 夢まぼろしか
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結局はザルに入っていたのかと思う流出流れて何処へ
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草を抜きホウキ掃除で清めども捨てる命に塩振り黙す
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階段に毛布を敷いて五階去る友と降ろせり大冷蔵庫
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階段が狭い現場の大箪笥ロープで吊って窓から降ろす
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介護する 3日は2日 逆もあり 昼に眠りて 夜は活動
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夜逃げした戸建ての中の残置物五日通って一人で片す
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夕浜に置いたハットが風へ飛ぶUFOフォトは我がモチーフ
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エネルギー 一輪分が咲いている花の景色は何処も愛しき
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