この後は我々の顔にぶつかるバカな虫の名を決める会議
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6面が 揃う事って あるのかな ガチャガチャまわし なんか揃った
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病院で君は点滴つけたまま「何しに来た!」と「シャーッ!」と威嚇し
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言い過ぎだと言われたけどこっちからすれば全然言い足りないぜ
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気も雨も晴れる明日は豆乳を特売で買う百十円で
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先方の要求は飲まされたのにこちらのそれは聞き流された
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金木犀の香りが嫌い。だってほら、まるで甘く可愛いあの子みたいで。
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6面を 揃えたければ 3面を 揃えたことを 信じて崩す
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稀にある言葉少なの挨拶は他人寄り棲む鉄骨の檻
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麦汁の澱キラキラと琥珀色 岩手の麦酒ばくしゅ喉を沈めり
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一刹那止まりもしない光陰は淋しさなんて容赦はしない
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6面が 揃っていたのは 最初だけ 徐々に崩れて 今はバラバラ
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ひざの上に猫がとびのり丸まって 暖とりあって雨音を聴く
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日本初 コンクリートの 大仏は 奈良よりデカく パワー感じて
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王将の お持ち帰りの 焼き餃子 レモン胡椒で 舌鼓打つ
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黄金の 衣をまとい 牡蠣フライ ソースかタルタル 悩む友かな
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純喫茶 雨音聴きつつ カウンター 滴るコーヒー ハーモニーにて
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AIにたしなめられてしょんぼりと服を着替えて買い物にいく
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うねりすら受け入れながら脈を打つひらいて閉じて死なないクラゲ
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不揃いの 蛍を並べる お爺さん 隠れてやってた 童子がそこに
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響いてる心の雑音消したくて 刺し子をしたり空見上げたり
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金縛りにあって浮かんでいる時も金木犀の香りがしていた
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旅先の ビジネスホテルの 電灯を すべて消すのを 諦めて寝る
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今日は小雨の中に敬老会地区の会場に安らぎ覺ゆ
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雨垂あまだれの休日 撮り溜めのドラマ 高揚しつつ 身体からだ休まり
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二日目のおでんがいつも食えるよな便利な世にはならんものかな
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グローブをかざし「眩しい?」と聞いてくるきみが光源でどうにもならない  
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年一回同じ毛糸をいて編む度毎たびごと針も棒も痩せこけ
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結局は ハロウィンコスで 礼拝行き 買い物しただけ まあでも、いいや(笑)>元町のハロウィン仮装パレードに行きたかったけど、さくっと諦めました😅
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秋の日は つるべ落としと キミの言ふ ねこたちはもう ねんねのしたく
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