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失敗が 無能となりし
現世
(
うつしよ
)
に 便利は不便 震える指よ
9
生ぬるく塩からくてもこれは雨、感情線を埋めるのは雨
23
山の夜景 サイクリングロード 川の音 いつか懐かしむ 君の風景に
6
そこに在る 散歩する道 駆け寄りて 幾世の友か 名も知らぬ花
13
道の駅へ抹茶ソフトをお目当てに 思うところは皆同じらし /激混み
24
秋の海 夕陽沈みて 茜色 引いては寄せる 貝殻ひとつ 拾いてはこぼれ 涙枯らし 故郷帰るまじ
4
春風の温し 半袖のワンピース装ふ 素敵な異国の女性
22
昼下り
舫
(
もや
)
う小船の船腹に
魚
(
うお
)
か
陽影
(
ひかげ
)
かチラつく溜まり
19
泣いたとて 帰りはせぬと 知りつつも 一生消えない 想いを懐く
4
武士ならば 死に損なうを 恥と知れ 根は腐りたる 「令和」になりて
7
初めての土手の
傾
(
なだ
)
りの赤い花 風が運んだ?ベニバナツメクサ
27
摂理など 全く知らぬ
「輩」
(
ともがら
)
が 顕わにしたる 「金」こそ「力」
8
役人の出世方法知っている? 何もしなければ役職あがる
5
十年の 想い添い遂げ 籍いれる 二人の門出 京の夜にて
31
床揺れて 警報響く 帰り際 揺れの後でも
地下鉄
(
メトロ
)
止まらず
8
薫風とみどりの樹々に癒されて 程よい疲れ土産に帰路につく
11
帰省無し 気楽なはずが つい目で追う 行楽帰りの家族連れ
12
役人は障害さえも利用する 自分が大事市民は道具
8
観光地
不足
(
水不足
)
の事態に 落胆す 気候変動 ギアを上げたり
9
この国にまともな大人いなくなる 脳がつるつる思考は停止
5
多様性矛盾しかないこの単語 受け入れるのか?プーチンとかを
7
家揺らす 荒ぶる風の 袂にて 何もなきこと 部活動あり
8
月明けて 皐月初めの 勤めの日 書類に記す 卯月の日付
10
幾許
(
いくばく
)
かお
暇
(
いとま
)
させて頂きます ボトルインクの泡消えるまで
5
小指から紙まで亘る擦過傷 綴るかたちに気乱れ咲くか
5
憲法が 命の重さ 規定する 散りゆく花に 人の世を見る
12
渋滞を 知りながら行く 行楽地 まき散らしたる 二酸化炭素
8
口に出せぬ ことば
手繰り
(
たぐ
)
てうたかたの 流れに漂い いつかは消えむ
22
薫風と共に 窓から流れ来る
幼児
(
おさなご
)
の声 休日の声
31
リニューアル 工事を終えた 瑞穂にて 風と緑が 歓声呼び込む
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