労働八号
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ロスジェネのためいき

安酒で酩酊しつつ聴く甘き音 それしかおれを救い出せない
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葉桜になってしまった雨の朝 そのサイクルにおれも入れてよ
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レモン梅ゆずに洋梨西瓜桃 酒の味付け心洗って
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雨のまえ微かな匂い首傾げ 空に手を差す淡い影きみ
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輝けるものは見えないでしょうに いつも伏せ目で歩いているから
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笑うこと夢をみること起きること 全てひとりに全てひとりで
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縮むのが母の歩みと知ったとて なにも返せず何も残せず
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報告せど返事は返らず おれを見切りし上司の顔
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もう誰かと添い遂げることを厭いつつ 眺めゆく犬や猫たちガラス越しにさ
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苦役へと赴く最中探すのは 路傍の犬や猫と花々
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二人して料理した日朧げに いまはひとりで鍋作り頷く
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黄砂去り涼しき北鎮桜舞う ひとり歩けし笑顔多き午後
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思い出す過去の呼び声 生活を整えようね 呪いに近いな
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作られた 感傷やら 共感 呑み込む渦へ 飛びこむの
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戦争を 許さないとか 嗤うとか それよりもさあ 降りさせてくれ
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皆々が 浮かれゆくなか 色薄め 糧の為にと 乗り込む火車
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