バイキング 麻婆豆腐は 禁止にしないか お前がでてくるからおかしくなるのだ
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冬柿と言う名のインクなるほどともちょっと濁るうちの冬柿
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途中まで 完璧だったバイキング 徹底できずに麻婆豆腐
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ストーブの灯油が切れたエアコンは霜取りしてるおまえらなあ
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子がゐない暮らしおしへる霜月の修学旅行おやに寒風
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書きうつす近代短歌写経かな現代短歌はさざなみの夜
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左眼のうへに腫瘍があり生まれ網膜剥離も左眼だつた
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「まつたく」を何度も云いてくたびれてつひつひのぞむなつかしき日々
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チビ猫は きょうもクルクル たなのうえ だからそれはね こねこの(いかりゃく以下略
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今日も通院 いっぱい食べな エネルギー おかあちゃんも 体力勝負よ
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ちま猫ちゃん 「こっぷすいコップ水」など おもいだし おかあちゃんの おみずよこどり
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早朝から 宝探しも よきものだ 色々出てくる わらわら出てくる(高野山のお守りとか)
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密林アマゾンで見つけたケース収納は未開封 逆にお部屋を狭くしてをり
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何も訊かないでくれたねありがとう テールランプを見送り落 ち る
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持ちきたり ことだに忘れし 美容液  撫づるほどに  顔に纏はせ
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詰め込んだ バッグの中身を 入院後 2週目にして  把握しうる
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小春日や開け放たれしサンルームの渋柿は徐々に名を替へゆかむ
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「おかげんは?」 聞かれ「お腹が  すきました」  好き勝手なこと 言うてもうたわ
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疑問一 いつから花は白くなり私と似た葉を見せるのか
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イライラが まん延してる この街で 優しさなんて 弱者の言い訳
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久方の友より届く 「元気か」と 添へられし静止画は錦秋きんしゅう
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亡き父の 後ろ姿に そっくりと 会うたび俺の 背をさする母
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夢に立つ 父のネクタイ 髑髏どくろ柄 無常?再生? 魔よけか決意?
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上野路を包む彩葉に歩を休め 絵に向かひゆく人波を追う
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誰でもいい おんぶにだっこ して欲しい そんなヤツらの 集まりが群れ
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南国は 都会まちで疲れし 吾癒やす 果てなく続く とうきび畑 
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赤と黄の 紅葉こうよう見つめ 秋の日は 自然が作る 景色を堪能
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マルチーズ社交広場に異変あり火の付き吠える大犬涼し
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夕闇に 青紫に火柱が 炎ゆらめく牡丹焚火かな 
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朝日浴び吊るした柿は耀けりさびしき家にときめきの色
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