にこやかで せいかくよくて もてるよね のーめいくだと だれもいわない
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濃紺の 世界に私 ただひとり 似た色を持つ 君だけが好き
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おけいはんも しんと静まり 鈴虫むしのみ 朧月ゆえに なほあはれかな
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大粒の 雨が一気に 降ってきた ああ、家の窓 開けてきちゃった
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こっそりね賢い知恵を集めてね作っているんだ賢者の石を
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見てみたい夜空がパァッと輝いて何処かに転がる奇妙な石を
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東京で雨災害が報じられ天気は誰にも差別容赦無い
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半紙って折っても定型封筒に入らないのよ定型歌だよ
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十二時で照明落ちる自販機で犯人みたいに小銭を照らす
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おい終われ 目だけの駆け引き 追い追われ
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雷鳴とリミックスする室外機 設定温度を1℃戻して
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君の名を 軽い気持ちで 呼びかける 「奈々さん」「はいよー!」と ノリ良く返る>LINE公式アカウントのお遊び(笑)
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淡き雨 戯言ざれごとさえも 信じたよ 冷えて気づけば 傘を探して
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水道のチョロチョロ見つめ触れてみて頭にかけて舐める猫かな
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停電と 雷鳴の中 稲妻でトランプゲーム 懐かし記憶
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現代的ソルフェージュにハネムーンサラダ食べ雨音異なる道
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普段二十マイルであせるブラウスに飄々としたソプラノリコーダー
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大声と 文字と視線と 思い出が 知らん遠くに 見えん近くに
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おにぎりと 出汁巻き唐揚げ ミニトマト 半透明の 王国に蓋
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健診の催促市から届いたがビール腹がへこんだら行く
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値上げならまだ諦めがつくんだが中身こっそり減るのが嫌だ
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助手席で映画の劇中歌を流し あらすじをまくしたてる係
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帰り道 別れた妻の アパートの 部屋の灯りは いつも消えてる
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今はもう記憶の画像 矢車菊咲いた小道も出会った人も
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夕映えを背にしたひとつの窓の灯がともるのを見る消えるのを見る
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手持ち花火の遊び方分からない 火を繋いでくゲームはじまる
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朱が夜に 染まる境は ビル群の狭間 ちょうど僕の真上に
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誕生日 3の数字の風船が静かに揺れるみんな寝た後
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醜さが表に出たら嫌だから無言でみじん切りして耐える
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Xを見ているヒマがあるのなら一つでも多く短歌を読む
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