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多摩川を渡り彼の地で酒盛りや ななとせの縛り介護を終えて
27
たいていは 一人ひとりは
善
(
よ
)
い人で 人に揉まれてギザギザになる
37
晴天の紅葉狩りの日 くるくると舞う落ち葉のごと 心も軽く
20
紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
46
勉強と 元上司に 誘われて 本格的な 茶室で一席
27
見送って送られてまた見送って「また明日ね!」で、真ん中バイバーイ
33
待ち合わせ場所に 早目に着き 友を待つ
間
(
ま
)
に 二つ缶ココア買ひ
30
チビ猫に 座布団とられ 立ち仕事 買い物メモを せっせと作り
18
霜月に ハイビスカスの花咲きて 電信柱に 白鳩とまる
22
飴なんてめったに舐めぬ我なれど 喉痛なればなんと甘露よ
36
幾千の声の波立ちデジタル庭ひとつの言葉心に滲みゆく
11
タイムライン過去と未来の橋を行く 時の川辺の声はあたたか お題・タイムライン
5
側道の期待に満ちた表情のカラス嬉々とし胡桃にかけ寄る
34
千日の回峰行に憧れた心を共に街路を巡る
16
停車する車の屋根がコツと鳴るカラスの仕業胡桃を割れと
40
「最高」を「神様じゃん」と言う貴方
7
陽が昇り食べては寝るの繰り返し俺の人生とてもシンプル
14
山を見て空を仰いで足元の
小
(
ち
)
さき花愛で歩く日々なり
42
幼き日目を患いて片目なりスポーツ苦手車は乗れぬ/自転車は乗れた
34
その効果期待をしつつおそれつつ機能性肌着まずは下から/冷えやすくのぼせやすく
24
仲なほり見とどけられず家をでるつかずはなれず流れゆく雲
22
暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
16
またけふも蛹のままで蠢ひて蝶にもなれず蛾にもなれずに
14
錆
(
さび
)
色の 切れたネジ山 見て焦る 自分にも開けられなくなっている心
15
鉄塔をミクロの棘と重ねたら地球は宇宙のウイルスかもね
16
土曜日の街はスローな
紅葉
(
もみじ
)
色 僕だけ疾風白きママチャリ
26
城勤め無難な黒は好きなれど不思議と水色効率上がり
22
処方薬飲んでちっとも効きゃしない 咳に喉痛あぁ煙草吸いたし
23
ありがちの言葉机に残されてあなたの居場所は遠い日の午後
14
ふゆ風は 冷たき雪の 華咲かせ あしの奥底 まさに育たん
14
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