多摩川を渡り彼の地で酒盛りや ななとせの縛り介護を終えて
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たいていは 一人ひとりはい人で 人に揉まれてギザギザになる
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晴天の紅葉狩りの日 くるくると舞う落ち葉のごと 心も軽く
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紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
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勉強と 元上司に 誘われて 本格的な 茶室で一席
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見送って送られてまた見送って「また明日ね!」で、真ん中バイバーイ
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待ち合わせ場所に 早目に着き 友を待つに 二つ缶ココア買ひ
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チビ猫に 座布団とられ 立ち仕事 買い物メモを せっせと作り
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霜月に ハイビスカスの花咲きて 電信柱に 白鳩とまる
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飴なんてめったに舐めぬ我なれど 喉痛なればなんと甘露よ
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幾千の声の波立ちデジタル庭ひとつの言葉心に滲みゆく
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タイムライン過去と未来の橋を行く 時の川辺の声はあたたか お題・タイムライン
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側道の期待に満ちた表情のカラス嬉々とし胡桃にかけ寄る
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千日の回峰行に憧れた心を共に街路を巡る
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停車する車の屋根がコツと鳴るカラスの仕業胡桃を割れと
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「最高」を「神様じゃん」と言う貴方
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陽が昇り食べては寝るの繰り返し俺の人生とてもシンプル
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山を見て空を仰いで足元のさき花愛で歩く日々なり
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幼き日目を患いて片目なりスポーツ苦手車は乗れぬ/自転車は乗れた
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その効果期待をしつつおそれつつ機能性肌着まずは下から/冷えやすくのぼせやすく
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仲なほり見とどけられず家をでるつかずはなれず流れゆく雲
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暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
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またけふも蛹のままで蠢ひて蝶にもなれず蛾にもなれずに
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さび色の 切れたネジ山 見て焦る 自分にも開けられなくなっている心
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鉄塔をミクロの棘と重ねたら地球は宇宙のウイルスかもね
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土曜日の街はスローな紅葉もみじ色 僕だけ疾風白きママチャリ
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城勤め無難な黒は好きなれど不思議と水色効率上がり
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処方薬飲んでちっとも効きゃしない 咳に喉痛あぁ煙草吸いたし
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ありがちの言葉机に残されてあなたの居場所は遠い日の午後
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ふゆ風は 冷たき雪の 華咲かせ あしの奥底 まさに育たん
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