「何食べ」で見てから 一度はやってみたい レタスのしゃぶしゃぶ 夏でもいいかな
14
本棚の裏から出るなと言ったのに出てきた蜘蛛を叩いた今朝
8
紫陽花が隣同士で違っていてテンポみたいだテンポみたいだね
6
栞を挟んで開かれるのを待つ それは他の誰かでもいいしあなたでもいい
7
ホームから街行く人を見下ろせば私もいつも見られてる人
11
野花なら摘めば枯れるか夏薊なつあざみ花あるうちに君の指先
6
人間は 成長すれば 神となり 野獣になれる 選びの極意
2
人として かわいい子らを 眺めれば にたにた笑う やばい爺さん
2
一か八 やってやれるか 試しては 怒られるまで 続ける輩
3
面白き ことを考え 真夜中に 起きて一人で にやっと笑う
2
冷房を ガンガンつけて 容赦なく うだる暑さを シャットアウト
2
夏休み だらりとしたい 子供らを 集めてしごく 学童地獄
2
他人の裏 反対ばかり してるうち 核心触れる 扉を開ける
2
日常が 流れ作業の ような時 暑さ手伝い 常軌逸する
2
蝉の声 人影のない 校庭に 響き渡れば 夏籠もりかな
2
雨降らず 温度ばかりが 上昇し 異常気象も 常態化する
4
のど自慢 5分で作文完了し(下書きもなにもなしで!) 応募「は」完了 さすがのねこ母>国語大好きの大得意😸💕
15
日盛りに氷菓が溶ける君の気が晴れきったあと甘く飲み乾す
5
空腹を 煙草の煙で誤魔化して 葉月の日差しを 睨め付け返す
11
この想いついに伝えず あの人はミストシャワーの中に消えたり
15
藍色が拡がる天を見上げれば農家の嘆き悲鳴が響く
11
この暑さ百葉箱で四十度 日当たりならば灼熱地獄
10
ギネスとか打ち上げ花火盆踊り 趣旨と離れた万博の今
7
時間差でお昼の鶏むね唐揚げ(テイクアウト)よ 「まあまあ」はキミの最大の賛辞(笑)
16
雷神と蝉の動くは朝と夕 夏の時雨は昼には降らぬ
9
心臓が濡れゆくほどの溺愛で嫉妬したぶん所有していい
5
いつの日か積み上げしもの弾けても次な種成せフウセンカズラ
9
ねむの花 ねむの葉の上 ふんわりと ねむの葉の下 光ふんわり
11
幼子が目に焼き付けし色花火 遠き音来て瞼に咲かせ
12
マスカラが 落ちてパンダの ランランに まつげで瞬き まだ人間です
6