あなたが間違うわけはないんだけど 僕が正しいわけもないんだ 
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新たなる業務内容 記したるメモを眺めつ 食む社食かな
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豆腐屋の ラッパの音が  いつもより 淋しげに鳴く 金曜の夕  
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ひもじいし外は寒いしでもここはなんとはなしにやばい気が⋯ぎゃッ/鼠
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ドラえもん短歌で佳作うれしいな出木杉くんとスネ夫に感謝
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冬の日はただ単に海が蒼すぎて心まで染みわたる夕映え
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白いシャツ深めに開けたその首筋君の唇触れるる予感
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時間なら沢山あったがしょうがない明日本番七割程度
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海より深いはずだった母の愛 葉っぱサイズの手にある宇宙
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電飾が正月飾りに変わったら迎えに行くね いざ年の果て
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明日から 四人家族で明後日は 五人家族だ 一週間は
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年末の 夕方の家事 一人聴く 大貫妙子 身体に染み込む
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よくやった!嬉しいことはわかるけど狩った鼠を俺に放るな/猫
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えッ、トリは北島三郎じゃないの何十年かぶりの紅白/曲順発表
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子の帰省 楽しみな親 どれくらい? 気が重い親 ここにいますぜ
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今晩は息子が西より帰り来る 一升瓶を背中せなに担いで
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さてさてと、これからしばらく酒びたり 年の終わりも年の始めも
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関東は乾いた北風ピュウと鳴り 仕事納めの頭を冷まし
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パソコンとマウスの手垢も拭き浄め 仕事納めの析のひと打ち
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ちゃっかりと休暇を取って九連休 あとは野となれ山となれかな
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石けんも飴も鯛めしも 気がつけば シュリンクフレーションの波音
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サンタさん 今年も来たねと ミニブーツ 眺めてにっこり 明日にはしまおう
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ねこたちと 牛乳を飲む 疲れてる ならばも少し 一緒に眠ろう
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花散って諦めようと思っても 諦められぬ恋の亡霊
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光たちが地球の裏で静かに灯る 屋根の下に笑顔を見る
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大掃除 一日ひとつとペース決め 余力残して目指す完走
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ウエットなペンキ塗りたて白世界雨雪になり描き出す景色
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緩んでる蛇口のようにポタポタと 秘めてたはずの想いが漏れる
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弾丸のごとく過ぎゆく一年に溜め息つきつつ屋台で一杯
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だしぬけに督促状 肝冷やす夜の電話が無言で切れる
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