どこへでも出せる精鋭?三十首 1111イイ日と信じてすがしくマスへ
15
北風が 体を冷やす 晩秋に 祖母のすいとん 蘇える味
29
入り口を探すも八苦スクロール 苛立ち調整「年末調整」
13
買い溜めのビールが全部なくなったもうこれからはお湯割り一択梅入り焼酎
8
水瓶座 探してたのに いつのまに 今日の占い 魚座をさがす
7
思い立ち電話の向こう寝込むに行けぬもどかし心は募る
18
いつだって 年下の彼が 背伸びして キスの時だけ 私が背伸び
7
嬉しさに 笑顔があふれ 悲しみに 涙 流せる そんな人が
32
こんなにも小さき国に季のふたつ 南に野分 北には雪と
31
夜も更け テラスで星を 眺めつつ 珈琲片手に 波の音聞く
25
月曜日 右手に包帯 巻いて行く お前も見たの? お前らもかよ
5
同僚の 訃報伝へる アナウンサー 嗚咽をこらへ 伝へるすがた😢/今朝の「Oha!4」😭
19
昼休み空を見上げて伸びをする守衛さんへともみじ葉の降る
32
誰よりも早くコタツにもぐりこみ寝息をたてる猫をなでたり
21
窓をけレモンソーダの泡が立つ酸っぱい顔で笑い出す夏
10
紅葉が一気に進む寒さかな 母のもとには あったかスープ
26
殺すぞ、と言った眩しい君の目が私を見なくなるそれまでに
3
シャガールの青のような歌が詠みたいそれがなんだかわからぬとしても
10
鴨川のもみじの赤と清き水きょう手術日を決めてきました
19
対岸へ最後の一歩踏み出すの怖いと言って突き飛ばしてよ
5
こっそりと ストーリーズを 恋文に バイバイのあとに 載せた髭ダン
7
路地裏に落ちた金木犀はやがて夜を照らす銀河になる
16
カフェオレは僕の頭痛の救世主 溶かす粒つぶシャカシャカシャカッ
12
薔薇のトゲプチッと取ってツバつけて 鼻の頭に可愛いピノキオ
31
昨冬さくとうの使ひ余り ハンドクリーム り合はす手から ココナツの香
27
想い出す時間が徐々に減っていく 気づかないふり今日も明日も
41
枯葉舞い いよいよヒーター 点火して 冬が始まる 霜月の晩
34
前列でうたふ合唱出られずに上の子臥せる部屋からの咳
16
喧噪にひとりをおもひ一人にて家族をおもふ夜光虫とぶ
12
時間差で押し寄せてくるインフルの見えない波におおはれる家
12