生まれたての罪悪感が巣を作る レシート捨てるための入れ物
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飲み物をホットにするか迷いては秋が来てると思うたりする
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『遅くまでありがとね』って遅くまで起きてる人から添えられる愛
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あの俳優、何故か目で追うこと増えて そうか、目元があのひとに似て
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六畳の宇宙そらに飛び込み息を止め ここには1人 あなたも独り
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今年はね あきたこまちを 作ったと 笑顔でお喋りする貴方 歳は重ねど 小町美人
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君が銃を持つ日が来るのなら、あたたかい紅茶を淹れよう、だから、
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お湯張りの設定温度上げてみて長湯も出来て秋が来たかも
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ネギ味噌と 梅肉乗せた 新米の おむすびほろり 甘み広がる
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わたくしは知らぬ命の迸り 不知火の血を這うおそろしさ
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同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
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シャリシャリと月の形の梨を喰む夜暗がりに小さく泣いて
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雨対策第一人者の顔をして 靴も手も荷も守れない「傘」
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日々を詠む うたの しずくの 集まりて  渇く心に 慈雨のじんわり
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小吉なら連れ帰らない 徹底した 私はアレか おとなげないか(笑)>伊右衛門おみくじ
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検診後 おむすびくれた 同僚の 優しい気遣い 心に火灯す
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襲来す!他人の仕事に噛みつき魔まったく不要のご指摘サンクス!
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帰っても風呂に入るだけの私は雨粒の中で踊ってみたり
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時は過ぎ 巻き戻せぬと 腑に落つる 一人旅での 静かな夕べ
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黄緑の パリっと弾ける 香しさ マスカット食む 秋の幸せ
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どうしても浮かばなかったアイデアが出てくる とにかく始めてみれば
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君からの穀雨のような頑張れをトイレの中で見返している
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アディショナル ここで全てを くつがえす  空費が奇跡に 転じ始める
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幼子おさなごが きし多彩な 抽象画  値千金あたいせんきん 我が家の家宝
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振り返り片手を上げて去った人それが最後となってしまった
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引き返す 荷物はテントに 置いてきた 頂上に立つ 君は身軽だ
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ゲルに来た 知らぬ人間 殺すため 絶対噛み付く モンゴルの犬
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人生の三叉路に立つわたくしに秋はやさしくあいさつをする
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腹痛のおちてくを待つときのまにおもふ革命、その可塑性を
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暗がりのなか額を冷やす一枚に「はじめて」と笑う熱っぽい彼
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