肉体は乗り換えられぬ乗り物でオーバーホールかカスタマイズで
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隙間にて腹がつかえて動けない壁破壊して夢から覚める
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震災と介護をましてパジャマよりむしろ落ち着くラフな部屋着/ゴミ出し位は○が基準
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あなたがあまりにも風上で堂々としてるから私は荒野を歩いたりする
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満月と 涼しき風に 守られて グッスリ眠る 秋夜に感謝
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終の夏 濡れそぼる羊歯 かき分ける 雨音だけの森 水の惑星ほしゆく
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目いっぱい季節の風を吸い込んで心に纏わす空調服
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顔面がドロドロになり落ちていく顔だけ透明それもいいかな?
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太陽は夏を制する大スターストライカー地球はボール「ボレーシュートだ!」
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とりがなく 黒に雪あり たんちょうに 東風こそ吹かば 北海道きたかいどう
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濃い顔の上司に頷く塩顔のイケメン話を前のめりに聞く
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柝の鳴りとばり上がるも引潮の 悲喜定まらぬ幕間の妙
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十六夜に 悲しみのパス蹴り出せば ゴールキーパー彼方より来る
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キャンプはね、やったら楽しそうなんだけどね。 世界はやったら楽しそうでできてる
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「半分こ」と捧げられたどらやきが 君との日々の幸せな断面
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朝夕にデイ送迎車行き交えり老い人多き坂道の町
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頑張って肉や魚に喰らいつく大豆はいっぱい食べているけど
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触れたくて、なのに視線も合わなくて。ああ今日はそう、夏が終わる日。
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好きなもの繰り返し食べ秋がくる飽きないものは大好きなもの
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チチチチチ 朝一番の台所 何処にいるのか ここにも秋が
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誰そ彼に禍々しきや赤い月 奇妙に浮腫んだ熱病の顔
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透明なマニキュアで染めた薬指咥えるたびに思い出してよ
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あゝ朝かコピーロボットあればなあ寝転びポテチ漫画読むのに
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蝉たちは 秋の虫へと 次々に バトンを渡し 季節をつなぐ
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薄雲の闇に負けじと 中秋の名月の中 餅く兎
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かろうじて秋の訪れ思うもの窓辺で羽根を奏でる虫たち
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徹夜明け世の中早くに回ってる配達バイク八百屋の仕入れ
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完璧なこの計算が狂うのは君という名の未知数のせい
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他人のアラ 探し出すのに 気を回し 鼻毛が出てる 鏡を見なよ
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他人様に 人気の声で 喋ってて 自分の声が わからなくなり
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