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走る跳ぶ投げる汗 世界陸上 嫉妬する我の枯れた筋肉
12
夢イヅル 国にもなりて 桜咲く センボン交えて 常世の波に
4
新治
(
にいばり
)
の 筑波交えて 和歌になり 餅もつくばば 万葉となる
5
既読スルー される側よりする側の こころを想い 哲学する夜
15
指輪ゴム椅子の背に付く蠅を撃つ残骸は無い飛んでも来ない
15
月光に影を喰われてしまわないようにしっかり縫い付けておく
12
今日もまた頭隠してちびすけは
透明
(
みえぬ
)
迷彩ごっこにハマる/レジ袋+猫
15
洗濯まち またひと踊りする間
郵便配達
(
ピンポン
)
が鳴る 母の誕プレ
15
なってみりゃかつて見ていた爺さんの威厳や品は探せぬジジイ
17
未来
(
ミ・ラ・イ
)
って見えてもランダムいい加減いい汗かけばいいことあるよね
14
父ちゃんが開けられなかった佃煮の缶を開けられた僕は切ない
17
女房の
義歯
(
いれば
)
を入れた空き瓶が 視界に入らぬ角度を探し
21
本人にその気なくとも年齢は老人だから敬っとくれ
18
いなくなる まえにひとこと ほしかった フードコートの 喧騒にひとり
4
両親の身長越した成長期 だけれど年はいつまで経っても越せない 敬老の日
9
藍染めの浴衣についたシミひとつシボに隠して夏に別れを
12
腹のなか共棲中の菌たちに 億個でいくらの値段を付ける
11
僕はまた往復切符を隠してた 君は独りで帰らない旅
13
飲み会の
夫
(
つま
)
を迎えに 車駆る 友蔵ばかり 三人 四人
/
敬老の日
35
芋掘りの 息子の写真 見てる俺 早く食べなと 芋食う息子
8
ケータイの
A
I
だけがただひとり祝ってくれて誕生日朝
24
秋風に揺れるコスモス 長月の お楽しみかな また見に行かむ
22
夕風の農道行かば稲穂波 茜の空に群れ飛ぶトンボ
36
北東の
夜半
(
よわ
)
の空の
黄金色
(
こがねいろ
)
の下弦の月は 鈴虫を聴く
24
デパ地下でサダハル・アオキのマカロンを横目に見ながらもち吉に行く
13
朝食の支度しながら 歌い踊る 旦那は一瞬も 起きやしないし(全力ギミゲ・エクスターミネイト・グロリアスブレイク等々。よく起きないよなーw)
15
チビ猫は「ニャマゾン」箱に 根が生えて 呼べど叫べど
にうにう
(
牛乳
)
こない
19
ベッドの上
前屈
(
ストレッチ
)
したら ちま猫の 薄目のあいた 寝顔と目が合ひ
17
横顔が綺麗な男の正面を見れないままにカフェを退店
11
杖の音の似た者同士のおはようが虫の音に沁む敬老の日よ
30
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