幸せが ネットの上に ある限り 生きているとは 到底言えぬ
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降らさうか 迷ひあぐねし雨雲のため息なのか 秋の涼風
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地の上で 這いつくばって 生き続け 神の憐れみ すがる身の上
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小川から バケツ二つで 水運ぶ 緑内障が 悪くなるじゃん
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秋なのに 未だもくもく 夏の空 水を切られて 雨を待つのみ
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アイライン滲む本日の天気予報 水は溢れる寸前で
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また一人 昭和のじいが 亡くなって 透明感が 増す秋の空
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空を見て少しだけ息苦しいのは エラ呼吸だった頃の名残り
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永遠は想うときのみそこにあるらしいねぼくらは花火になろう
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皮膚を突く針の鋭さ思い出し 止血シールが剥がせずにいる
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塗りかけじゃなく剥がれかけのネイルでも生肉よりは少し可愛い
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五十音から選ばれし三十一みそひとが描く色彩 無限の画布キャンバス
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見えなさに色艶やかさ見えしにて シャツのボタンをすべて留めたる
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レンタルの電動ベッドと車椅子業者立ち去り まどにかげおち / 結句、ポツンと影がから変更しました💦
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この体連れて行くには辛すぎる今日はお店の5%オフの日
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傷薬持病の薬痛み止め持ち歩きセット足す胃の薬/夕べの吐き気長引き
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改札を 出てすぐため息 飲み込んだ あの日の約束が冬のままで
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いつの世も同じことの繰り返し 徳川 薩長 自民党  
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さわさわと 前髪揺らす 涼風に 心地よさより 寂しさそよぎ
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秋が来て未明の雨のすがしさに雫の音も静かに消えぬ
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何もせず からっぽのまま 歳重ね 身体の中を 風がくるくる
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明治維新 徳川薩長に代わりしも 武士も庶民も右往左往
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ばけばけの父に祖母の姿視る 自分は武家の先祖持つと
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グレゴリオ聖歌の果てて燻り立つ 母よあなたの骨の白さよ
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共感の度合いでわかる世相感 職場の苦労は何処いづこも同じ
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秋障子 畳のへりに 日は落ちて 凜冷の風 素足をなでる
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秋雨の洗える朝の通りには後の寒さにさみしさもあり
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『暦こよみには ”someday”という曜日なし』言葉に打たれ 彩色いろづく今日を
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またコロナ⋯母の施設で何回目?心折れるのぐっとこらえる/介護
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苦しみを紛らわす家事薬のごとし洗濯掃除は
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