マイクラの ガランとする部屋 積まれるは 思い出詰まった 茶色の四角
6
いつだって シノギ おてあて欠かしたら カンゼイ上げぞ 啖呵切るトランプ \「寺銭代 用心棒代として領収」
10
関税をかける掛けない 悶着はアメリカ独立 戦争のはじまり \ボストンティーパーティー事件
14
「聖家族」や「視線をあびたい」欲望の 本源的依存性は 本質的か \フェミへ
9
「綺麗だ」と白い花々撫ぜた手で それを手折るは君の弱さよ
6
塩もんで みずにさらして 炒めたり うちのゴーヤ︵チャンプルー︶ 苦味が薄い \隠し味にそばつゆ
17
なつ空や 蝉も鳴き止む 午後2時よ 照りつける陽は あまりに強く
20
画用紙に初めて乗せる君への想い手に取った色 黒だった
6
片付けに飽きてきた午後 木刀を構えてなりきる隠密剣士
15
減税か? それともやはり給付金? おらぁやっぱり円高がええ
7
君が夏を 好きになった あの夏も こんな緑に 囲まれていた/r
9
昼下がり木綿色の光浴び うたた寝をする夏の縁側
9
青空に ぼっかり浮かぶ 白い雲 自然織りなす 盛夏の絵画
24
うたたねの夢の中でも隣にいる あなたを忘れる魔法があれば
8
百日紅 夏を彩る 満開の薄紅色や 桜の如し
22
いいねとか気にせず生きてみたいから フォロワーさんを君だけにした
11
君を見て 笑顔が戻る 朝ぐらし 明日もきっと 幸せであれ
10
冷蔵庫 氷が落ちて ガラゴロと 夜中に響き 泥棒かいな
8
冷蔵庫 開けて考え 何しに来た? 俺の記憶も 賞味期限切れ
9
冷蔵庫 足音忍ばせ ドア開ける ビールの栓あけ プシュばれてもた
6
エスコート バージンロード 歩があわず はにかむ笑みで 涙かくして
11
傷まみれ 事切れた蝉 見下ろして 傷ひとつない 我が身を嗤う
9
暑い午後越えて始める夕飯の仕度は正直少ししんどい
21
老眼で 目にはさやかに見えねども ブンの音にぞおどろかれぬる
11
擦り切れた昭和親父が泣くところ 大阪企業家ミュージアム 讃
5
鼻歌は うたというより 楽器だね ことばも恥じらう純粋さでさ。
7
デイケアは送迎付きでありがたし施設で流す汗心地良き
18
辛くない どうしてなのか 野菜味噌 蓋の上には 忘れ物あり
7
わきあがる入道雲を避けむとすパイロットならではの職業心理で
7
暦では「大暑」なれどもカーテンの風ここちよき津軽の夕暮れ
12