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徒歩三分 ひとり暮らしの 母
座
(
おわ
)
す ともに暮らすに 五十年の距離
15
すぐそこの公園で熊目撃と 市からのLINEに変な汗出る /住宅街なのに…怖すぎる…
25
一旦パックマンになるマリオのワンワンの絵描き歌
6
冬の夢私彷徨う意味を問う君への愛が答えを明かす
13
この扉僕たちだけが抜けられる鍵君だけに預けたからね
11
通院で 早帰りする 最寄り駅 陽だまりの椅子 ホームに独り
14
何日か髭剃らずとも効くならば顔認証のスマホ買いたい
7
キャベツ一玉 ひさびさ88円也 明日は鍋かな 立冬も過ぎ
20
あの日なら真っ直ぐ海を見つめてた君を守れる私を知った
13
頂くは 妻の苦手な 果物で
あへて
(
・・・
)
供へず 息子と完食
39
その声で 口説かれたら 落ちるのに 小ネタ話して 落としてどうする
6
晩秋のザッハトルテをわけあって愛は秘密のヴェールを纏う
7
言葉にはならぬものだけ堆積し語り忘れて久しきわが身
10
お疲れさん 朝の青空 白き月 君は今週 主役となりて
32
僕だけが必ず言ってる「行ってきま〜す」昼入りに出る人の価値観
16
釘を踏み運が良きかと自転車屋タイヤは耐えり三千キロでパンク
12
僕たちは何でもあって何もないそんな世界を漂流してる
14
暮れ空と『夕焼け小焼け』のメロディがしっくり馴染む晩秋の街
30
ちはやぶる 神の如きの 逃げ足に 箸をかみしめ ししゃもかみしめ
10
目を閉じてたった2秒の表情が私のアタマの待ち受け画面
6
艶やかに 口に入りたる 黒髪が もつ男箸 瞳合わせず
8
阿で怒り吽で鎮める名コンビ千年の守り銀河に吠える お題・狛犬
7
体調を 壊し未来を 諦めた 君が作家で キャンドル作る
23
板前に なると誓いし 友の子の 煮付けを食べる 初のお客に
34
我が鍋の 碗と引き換え 誇らしく ししゃもを一尾 ししゃも一尾か
7
赤らむる南天 センリョウ マンリョウ 鳥へ知らせり食べ頃を冬
25
夜勤さん 部屋見回り時の 寝たフリを 習得したと 自負している
6
いちばんに 口達者な ばあちゃんの 頬滴る 悔し涙の訳
9
諦めようとした佳境で、初めてその重さに気が付いたけれど
6
水槽に 泳ぎし鯵を なめろうに 若い大将 確かな仕事
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