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放っても届かぬ光は反射してその眩しさに顔をそむけた
25
手柄をば纏め包みて宙に帰すその貴方にぞ無限ひらかる
10
水張田
(
みはりだ
)
に早苗揃いて景色調う 稔りの
季節
(
とき
)
へいざ出立/修正ごめんなさい🙏
15
天をつき屹立してたクレーンが右に傾くちょと胃が重い
16
学生のペダル踏み込む顔赤く白いワイシャツ夏色染めし
12
初めてのパートナーとなる人の来し方測る フェアウェイとラフ
12
イライラす 僕を 豪放磊落な 君が一笑し 咲く
ライラック
(
友情
)
10
ここ
一月
(
ひとつき
)
で十年分くらい病院に 五十肩とめまいの治療
12
瓶の蓋 中々開かぬ夏の朝 傍に居ぬ
夫
(
きみ
)
フッと思い出し
21
妻の持つ買い物袋へ手を伸ばす さりげなきよう 剥ぎ取るよう
20
老漁師クルスを胸に舟を出す東シナ海浪安かれと
9
利に憑かれ人を困らす人を見つ解き放たれん時をぞ願ふ
11
未知な人 いとしさつのり 追いかけて たどりついたよ この星にいま
15
冷静さ足らず 言ひ過ぎし後悔
寝
(
いね
)
られぬ
夜半
(
よわ
)
明日
(
あす
)
は謝らう
25
炎鵬の連勝うれしされど都度 怪我をしないかハラハラ見をり
16
十代で吉井勇を耽読し人生の道誤りました
8
刑事たち手も足も出ぬ難事件見つかったのは胴と首だけ
11
勇猛なブルドッグのごと藤ノ川 倍の相手に物怖じもせず
17
聞こえくる 君の鼻歌 ごきげんの バロメーター われに響きて
11
無花果の固くて青い実が付きて 熟るる頃には雨の季節に
17
ポツポツと 朝から呟く 雨の声 まあま生きてりゃ 色々あるわな
11
ねえ春風 教えてあの人の天気 シャツを擽り 遊んでいるだけ
8
紫陽花の蕾を青く染め
初
(
そ
)
むる淡く陰りてひと雨を呼ぶ
34
風薫る 皐月の空に雨を待つ 代掻き終へて雨蛙鳴く
32
春歌ふあなたがくれたカレンダー黒ねこ眠る四月
捲
(
めく
)
らず
28
たんぽぽの綿毛のぼんぼり崩れつつ夢こぼるれば明日へとつなぐ
34
眼の色を気温だとかで決めているそんな世界に生ききっている
5
文庫本の 一節に触れて 生まれる
歌
(
コ
)
出会い 予期せぬ分 子煩悩
5
夕焼けの アルプスの陰 抱く街の 増す灯の色は 葡萄とも似て
28
土砂降りに 白き躑躅の 萌え果てず 初恋思う 学び舎の前
20
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