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部下達が 出したクレーム 対応す 協議半日 最後は握手で
18
うつろはぬものと伝へし老松も薄き二葉の夏衣着る
22
成功も栄誉も望むべくもない 上手くミスれるようにありたい
6
あさもやの 春の夜あけて 雨あがる 春風渡り 葉桜戦ぎ 青葉目に沁み
2
ステップをゆるり一段戻る日々 僕があなたの手を引く番だ
25
ばあちゃんが遺した愛を受け取って じいちゃんは今日もかわいく生きる
33
西の空 明るくなりて 雨上がり 口笛吹いて 歩く人あり
24
リラ冷えや弁膜症は母譲り 胸のノックを聴くごとき日々
28
ダイソーの絆創膏はすぐ剥がれ 赤く滲んだ傷が治らず
17
花林糖
(
かりんとう
)
やめられぬまに芋けんぴ 縁側の茶器を雀はのぞく
24
桑の実をチョンチョンついばむ園児たち 木の実に群がる雀のように
56
カラッポや、お荷物だって生きていい、そんな政治を期待しちゃうよ
26
幸せが裏を向いてただけなのよずっとずうっと一生涯ね
8
歳とれば哀れ自分はカラッポと思い知らさる五月某日
26
険しきを生き抜く鳶に我ならば雲をしのぎて
翔
(
かけ
)
りなましを
9
感動と正反対なことたちが何て沢山あったのでしょう
9
歌ひしは魂が声聴くがため心叩けば琴線奏ず
13
椋鳥が蜥蜴を咥え誇らしげ遠い祖先は恐竜なれば
19
廊下にて楽しげに群るる背中らに バックモニター付けてやりたい
8
疎開先 文字を綴れぬ 幼きの はがきに記す 小さなばってん 「字のないはがき」
16
蝉時雨 徒然
懐
(
おも
)
う 水飛沫 我が子が知るは 納戸のひや風
5
子供らの視線と埃が交差する暗幕のなかあの子のとなり
6
工事中 近道ふさぐ看板に見慣れぬ路地でみたらし三本
8
「隠れ身の術!」と大きな傘に隠れた息子。梅雨の始まりと幸せ。
6
お別れのカレーを作る台所涙流して玉ねぎ刻む
14
初夏来たり 様変はりをし 南天は 白き
小
(
ち
)
さき
蕾
(
つぼみ
)
を着けをり
26
瓶ジャムの 底をさらった ゴムべらは 驕らずもとの 水切りかごへ
18
庭に咲く 花名を聞かれ 我家前 お散歩コースに なっていると知り
14
歳月は魔法となりて皺を消しふたりは今や推しつ推されつ
10
しょっきだなの うえから ねこがみおろして ようじはなあに ながれるおみず
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