今日は虫 自分の都合で 三匹を 殺しました申し訳なくて
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言の葉を編みかけ眠り落つ車両 目的駅を聞き逃さぬ耳
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ザワザワと竹叢たかむら騒ぎ鳥が追う 惑う想いはくうに逃れん
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風止んで 闇間に少し 響きあり カエルの声と 日々の営み
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五年ぶり ひとりゴルフに臨みたり 一人二人と引き算のごと
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大事だね 子どもの未来 政権の 追い風なれど 幾世は見えず
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誰も何も言わぬ楽園の砂が一里を超えて陽に焼かれている
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もし君と 出会わなければ こんなにも 泣いたりなんか しなかったのに
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米粒ほどの蛞蝓なめくじかびを食うために這つてゆく無人の街
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現し世の甘いを先に舐らむと泣いて空を切る赤子の腕
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うっすらと 面立ち記憶する祖母の 年を追い抜き 老母ははは長生き
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それぞれの行く末を予告するように線香花火がぼとぼと落ちた
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ショック受け 乾いた水を のみ込んだ 言えずじまいの 言葉も涙も/失恋
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人間の縁はタマネギだと思う切ったら少し泣けてきたから
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賭博とばくなり 選びし道に吉凶きっきょうのあれども時経て差し引きぼん
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セブンティーンアイスの跡地にダイドーの自販機があるような夕暮れ
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犯罪と 自死に連なる 高き尾根 孤立の闇は 谷底深く
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立ちすくむ日々は終われり医師の声聞きつつおもう 生きねばならぬ
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ひととせは矢のごと早く過ぐれども ひとひの長きいかに嘆かむ
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日の暮れて自治会に灯の影のびる…公倍数から公約数へ
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飼育員が合図したなら一斉に愛らし声でケーケーと鳴き/新江ノ島水族館イルカショー🐬
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颯爽と泳ぎ始めたイルカたち ジャンプ!回転!宙返り!/新江ノ島水族館イルカショー🐬
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完璧で 負けず嫌いで 勝ち続け 成れはせずとも 憧れもなく
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マイページ印刷をする区切りかなダブらず保存三十首毎
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古きアルバム 吾子らの笑顔ぎっしり詰まり 思い出湧きで整理進まず
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燃え滾る信仰は核 僕たちは永遠に生ける燃料である
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黄金の 麦刈り入れし の空に 飛ぶ蒼白き 人積みし船 「シュナの旅」
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おんなじだ赤き血ながし寄生してカベアナタカラダニ壁を這う
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みどり葉もいつの間にやら鬱蒼と 日陰濃きかな銀杏並木の
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飲みすぎてまたもや恥をかきつばたしばらく酒を隔てようかな
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