納品し資源ゴミ積みまた納品軍手の汗は乾く間もなし
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鉢植えのブルーベリーの紫が濃くなりてら鳥の如食む
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クーラーの風苦手なり肘痛む 好み度外視七分袖の夏
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趣味ですと御朱印言うたそれきりで神社の写メであふれさすおとん
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汗吹くも心折れずにデビューなりお下がり日傘この夏頼む
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通学路 性教育が落ちている こっそり足でめくるエロ本
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台風が ふたつも来そうな その時に 飛行機に乗る わが身を思ふ
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婦人科まで も少し時間がありまして ミョウガ漬けでもしようか悩む
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頼るのも大事だよ、って カフェオレが ほんとにそうだね 背中が楽だ>湿布
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なにひとつ未練はないと言い切った彼と夜明けを見てみたかった
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高気圧二枚重ねで居座りて夏は本番赤道直下か
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備蓄米どんだけ不味いか食べてみたい そういう人もけっこういるかも
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真夏日の走りの水無月は蝉の鳴かぬ偽りの真夏を演じ
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独り者綾瀬はるかじゃおちゃめ過ぎ 江口のり子が適役と思う(「東京ひとり」観て)
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備蓄米 流行りものゆえ買う人が大半だろう この国の衆
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夕方に ミニトマト洗ふ水はお湯(涙) 早朝なれば さほどでもなく
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ハンドソープ なんで同時に切れるかな わたわた詰め替え 洗面所あっち台所こっち
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ねこが寝たのをたしかめて お茶ハーブティー(午前2時)したら 戻ってきたら 目ショボでまってた
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朝焼けが 綺麗に見える この場所で スッと息吐き昨日を忘れ
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幼き日君と築きし砂の城 波にのまれし夢に月影
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税収が七十五兆といふ国の民が古々米の放出を待つ
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小さめの咳と微微熱引きずって エアコンの風邪 五割引きなり
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文月の 梅雨明けを待つ立葵 青空向かいて次々と咲く 
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都会の夜 大輪咲いた書き割りのとどろきさがす耳手のおかん
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少し寝る 畳の匂い 懐かしい 母の声がし 夕食の匂い
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流れ星 終わった願いゆめもついでにさ 運んでおくれ そらの彼方に
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連日の 天気予報の 温度には 慣れたけど、まだ 7月頭
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エンディングノートもらって書き始め 意外と楽し 本音はここに
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「3人で座れるくらいのテントとかあったらいいね」買えないんだね
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子供って盛って話をしてくれる大人だったら聞き流すけど
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