独り者綾瀬はるかじゃおちゃめ過ぎ 江口のり子が適役と思う(「東京ひとり」観て)
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備蓄米 流行りものゆえ買う人が大半だろう この国の衆
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夕方に ミニトマト洗ふ水はお湯(涙) 早朝なれば さほどでもなく
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ハンドソープ なんで同時に切れるかな わたわた詰め替え 洗面所あっち台所こっち
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ねこが寝たのをたしかめて お茶ハーブティー(午前2時)したら 戻ってきたら 目ショボでまってた
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朝焼けが 綺麗に見える この場所で スッと息吐き昨日を忘れ
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幼き日君と築きし砂の城 波にのまれし夢に月影
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税収が七十五兆といふ国の民が古々米の放出を待つ
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小さめの咳と微微熱引きずって エアコンの風邪 五割引きなり
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文月の 梅雨明けを待つ立葵 青空向かいて次々と咲く 
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都会の夜 大輪咲いた書き割りのとどろきさがす耳手のおかん
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少し寝る 畳の匂い 懐かしい 母の声がし 夕食の匂い
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流れ星 終わった願いゆめもついでにさ 運んでおくれ そらの彼方に
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連日の 天気予報の 温度には 慣れたけど、まだ 7月頭
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エンディングノートもらって書き始め 意外と楽し 本音はここに
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「3人で座れるくらいのテントとかあったらいいね」買えないんだね
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子供って盛って話をしてくれる大人だったら聞き流すけど
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街に出たクマの住所を知るよりもシェルターの部屋知られたくない
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しばらくはここ数年 肌を見せてもおらぬキミ 背中に湿布を頼むも躊躇い(快く貼ってくれた、ありがとう)
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箱詰めのビー玉おはじき後ろの壁に金魚を見つけた
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恒例の解禁山女魚やまめを狙う夫少なき釣果を受け入れ難く
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仰ぎやるデネブにベガにアルタイル 父の肩より見し夜は彼方
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遊べよと猫ABが揃い踏み右手ポンポン左グリグリ
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降りつづく雨の吼えるは水格子(傘をわすれたあなたの罪だ)
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絆創膏。どうぞと月の光から強さをもらう倉庫の片隅
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冷えている水羊羹を食べたって解決できぬ事もあるんだ
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願わくば 心涼しく 過ごしたい 猛暑やまない 空梅雨のころ
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「のきばって何?」って聞かれ分からない 親子笑ってささのはさらさ
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帰り道 匂いに誘われ 足止める 銀紙包み 懐かしの味
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左目で盗みみやはり書いてある顔に大きくこのボケナスと
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