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交差点 体育館裏 更衣室 この日焼け止めはいつもあの夏
6
植え込みで 紫色に 微笑んだ 紫陽花そよぐ 月曜の夜
25
色抜けただけの間抜けなモノクロの中で見つけた君は天然色
7
仕事終へ庭へまわれば満開の
躑躅
(
つつじ
)
きそへり 白・桃・茜に
9
殺人のように滴る蒸しナスの紫色を宝石にしたい
5
一年がタイムラプスに流れゆく つゆの干ぬ間か 祭りが終わる
11
耳に猶 触れぬ答弁 淡々と 改めて問う 国民の意義
11
杖持たず歩の軽し
高齢者
(
ひと
)
眩しきも一足ごとの風は優しき
34
今日もまたニュースを直視できなくて料理番組ながめています
18
暑くってハッカ油を
湯
(
風呂
)
に垂らす今年の夏も長いんだろう
11
涼風に混じる香りはすいかずら姿なくして忍ぶいじまし
4
鷺一羽ひゅっと首伸ばし 赤き目で緩き大気の
襞
(
ひだ
)
を裂きたり
15
華やぎを放つ
石楠花
(
しゃくなげ
)
その下で群れ咲く
紫蘭
(
しらん
)
の嫋やかさ良し
30
才能が無いと気付いた時に観るラーメンズのコントは重すぎる
4
偏屈に 偏屈掛けて 出来ました そこに住みたる 偉人変人
8
田舎では 見なくなったよ 「クマネズミ」 どっこい生きる 都市の真ん中
9
歌詠みつ 数多の
短歌
(
うた
)
に魅了され 言の葉通じ 情緒学びぬ
26
袖触れぬ 娑婆でよい子? 日本人 敵の出方で 変化変身
6
声ださず 命の際に SOS 既に手遅れ 死ぬぞ誰かが
8
議論して 炎立ちたる それよりも 波風立たぬ 国の終焉
7
日本の 平和何より 脅かす 無関心とか 歪んだ正義
11
万人に訪れる死は未経験だから何とも言いようがない
14
母の名を
病
(
やまい
)
に
伏
(
ふ
)
して
呟
(
つぶや
)
けば 日の暮れゆきて
不如帰
(
ほととぎす
)
鳴く
32
この世には 理解に及ばず ことがある 多くのことが そうかも知れぬ
12
生け垣の 皐月の赤に 幼子は 小さいつつじ 指さして言う
14
リバイバル 映画の場面 時を経て 細部に潜む 感情を知る
14
子は大事 経費をかけず 成り立ちて 大事の
釦
(
ボタン
)
掛け違えたり
7
「幸せはご飯が美味しい事だよ」と 言う母の為に包む春巻き
23
本当にやりたいことが出来たとて良い結果とは限らないのだ
8
人類謹製コンクリートのジャングルでも羽音が鼓膜に
障
(
ふ
)
れてくる
4
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