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新しい 言葉や単語 オボエテモ 使わなければ すぐに忘れる
5
最高の死を考える時間とは哲学なのか本能なのか
28
物理法則から解かれた幽霊は地球を追いかけて光芒
4
誰からも見られていない部屋の隅は暗黒に飲まれて宇宙へ
6
母さんがまだ固形物食べていた頃の残滓がある冷蔵庫
19
やめてくれ俺は許していないのに体勝手にカロリーを摂る
18
醜いねって笑ってよその顔で綺麗な花になりたくないの
4
春過ぎて夏来るらし 初瀬川 此処に伸びける 青む若葉ぞ
4
忘れなけりゃずっと居るのと同じだろう? 世界でいちばんいとおしい
犬
(
ララ
)
!
11
鰾
(
うきぶくろ
)
鱈の腹から取り出して魚類でありし遥かな記憶
28
俺よりも俺を信じてくれた君 君を信用しなかった俺
8
なんとなく娘にライン届けたい窓から眺む小立野の空
17
名札見て ツツジそっくり シャクナゲを 芍薬だよと 言い間違えて
15
こんなとこ一人でいたら来なかった 「ショーシャンク!」馬鹿なヤツだな 俺もお前も
4
音で無く形互いに響かせてろう者の彼としじまの中で
12
“
Day Cream”, “Day Dream”
(
日中用を白昼夢
)
と空目して気の効いた名ねと思う洗面所
11
三百年地下の
柩
(
ひつぎ
)
で眠るけど見つけても杭打っちゃダメだよ
12
菓子袋色無くなると伝えてる新聞紙面カラー印刷
15
針子とは お針子ではない 金魚らの 稚魚の名と知る五年目の春
6
大皿を目の前にして目覚めたら大人になっても悔しさは同じ
9
石楠花
(
しゃくなげ
)
の雪折れ枝に花九輪。玄関先の大壺にありて
11
小麦の穂 頂きました ありがとう 畑に蒔いて みようじゃないか
7
月輪よ 落ちゆく鯉に 目もくれず しずくながるる なお「いま一度」
6
何気ない その一言が ホッとする 一日終わる お疲れ様と
24
水田がキラキラ揺れる春の夜 優雅に歩く白鷺一羽
15
ランドセル揺れては響く
熊鈴
(
すず
)
の音に 親の祈りを聴く令和の世
32
その辺でなら呼吸していいよと投げられる慈悲で今日を生き抜く
6
働きたくないけど思想信条を理由に解雇されたくはなし
8
おめでとう そう祝われて 息吹けど 消えることなき いちごの炎
5
マンションの長き廊下に猫一匹お知らせ配る私をにらむ
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