十五度がまあるくかこむ朝の息 春眠だものまた目をつむろ
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「買ったんだ」つれない素ぶりの息子達 「食べる?」を期待し しっぽぶんぶん
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山奥の精霊宿る木々たちに 春のエナジー伝わり行きぬ
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どす黒い 闇の衣に包まれて こころも体も まっくろくろだ
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寒し地の雪は溶けたか二月尽 雪洞ぼんぼり灯る春近付きぬ
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目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
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根元から切られてこぶの酔芙蓉 夢を紬ぎて如月を生く
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かかかかか このもんどころ かかかかか めにはいらぬか かっかっかかか
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見た目ほど若くはないとつぶやきつシルバーシートの遠き夕暮れ
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空腹を束の間埋めし珈琲の夫婦喧嘩へ 『風桶』理論
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今晩も 僕が開けるよ 缶ビール 笑顔の君は 黄色いネイル
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背負った業ごうわざを磨いて生業なりわいへ わたくしなりの自業自得
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ドライみかん 唾で実って甘くなる 食べても枯れない ぼくは死なない
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静かなる星のマグマは地の底で大地を穿つサファイア抱いて
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卒業式 荷物を下ろし 羽ばたけり 力を付けて 荷物背負いたり
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政権に 無駄はつきもの その原資 高齢弱者が被りたる
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春が来た 多分そうだよ ヒヨドリの 「ピーヨ ピーヨ」の声 其処此処に
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隣国の 凶器まがもの絶えぬ この街に 穏やかなる日々 いつぞ戻るや
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熱意結実夢へ羽ばたけ待望の春は歓喜の秋へ乾杯
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽の緑葉射して白銀の玉溢れ
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高速に乗らずに出会えたネコヤナギ見つけた春を君に知らせる
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山深の 雪解川 薄氷弾け  岩を噛み  梅の香溢れ 春を待つ
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身に纏う 服に戸惑う 温暖化 国道脇の 草花に聞く
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没落を 学ばぬ人に 問うてみる 声張り上げて 響きざりけり
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「国」「祖国」 取り払います 今すぐに 其処にある日々 ただ自然なり
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バス停で 会話を交わす 人が来ず 腰痛なのか 入院したのか
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国護る 最善策は 国の概念捨てること 行うは難し
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毎日の 終わりに一首 詠んでいこう 何もない日の 小さな抵抗
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救えない僕らは誰も救えない剣はいらない斧もいらない
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息つけない行き着けないけど生きていく意気込みエンジン勢い駆って
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