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東雲
(
しののめ
)
の空に向かいて今日の日の憂い無きこと願わんとす朝
17
街中にカエルを増やす無秩序が自然の中でいちばん憎い
2
冷やかしのつもりの蝿がしばらく着てない服の繊維とぶつかる日
2
越冬せしタロ芋
二株
(
ふたかぶ
)
を地植ゑして水やりすれば立ちあがりけり
9
午前3時郵便受けに音がする いやに早いな、恐怖新聞?
16
眠られず丑三つ時に駄歌投稿 付いた「いいね」は百太郎から?
18
ジンギスカン野菜を敷いて肉のせる これが正しい焼き方と聞く(疑問)
12
タバコ税愛煙家だけ搾取され 言えぬ文句をけむりに流し
16
誰よりも優しい貴方が報われる世界でどうかありますように
11
荒波を掻き分けた夜の縦文字は他人のあなたに見せた足跡
7
夏の夜は いとど短き ものなりて 寝過ぐしつるかと 肝消す朝
7
一点の 光ありせば 見通せり 闇深くして 強き灯となり
11
長男の 長男による そのための 遺産相続 手付かず空き家
12
それとなく なにかあった?と きいてみる なんとかするわ なにかあったな
3
エアコンを 付けても虚し 家屋でも 命終えたし マイホームなり
10
棕櫚箒
(
しゅろほうき
)
きっと死ぬまで
保
(
も
)
つだろう都度の手入れは亀の子束子
32
報道を 控えし頃に 真相が 罪の在処を 形づけたり
7
掃除機を使わなくなり思案する置き場、下取り、要り様な時
24
種をまき 水をあげたら 芽が出るの 楽しみすぎて 毎日眺め
13
通院も 休養さえも
憚
(
はばか
)
れる 時間もなくて お金もなくて
10
耳たぶをあちちとつまむ可愛さを持ってないので出せませんから
21
山影の包む川里月仰ぐ鮎は釣れねど夕日は消えず
25
大地震 日本全体 何時も 国難隠すは 一極政治
9
「また来ましょ」指切りしたるラウンジのこれが最後と知らぬ二人は
13
冷ややかな
端末
(
スマホ
)
に触れる指先が甘く淋しく赦される夜
20
我先と
強請
(
ねだ
)
る我が仔の大口にぬいの
綿
(
はらわた
)
つめてやる鳶
5
耳痛い言葉をひろい集めつつ画面のなかの雨をながめる
18
夫
(
つま
)
と 子と友に恵まれ なお胸に風の吹く夜ありて浅まし
23
本を買い
神
(
カミさん
)
の怒り買う バベルの塔 築く 積読中毒患者
5
君の文また読み返しごめんねのメールで始む恋の川かな
19
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