街の灯へはしゃぐ女の意を知りて縁切る丘は恋慕無き過去
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追い風に自転車押され低空の鳩を追いかけ飛んでる気分
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鮎釣りの恩師は既に90歳なれど姿勢が良くて凛々しき
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豚しゃぶに胡瓜とレタス葱トマト冷やしぶっかけそうめんランチ
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沢庵の薄さに合わせ帳尻を合わせて食べるおにぎり弁当
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白煙が空へ解けゆく機関車の汽笛は遠き湖上駅かな
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進化する過程で集う細胞が生きては繁る神秘の僕ら
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壁一面ポストカードで埋めてみて 青が好きだと初めて気付いた
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◐◑◐◑◐ 「YES」 か「 NO」 一択で すき間の中に 居場所見つけ
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点検のカーディーラーで拍子抜けナフサ不足のナの字も出ずで
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200円だった誕生日に父がくれた馬券の配当額は
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川沿いに隠れるように落ちていた恋の欠片は夕暮れの色
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姫宮は 笑みをたたえて 幾年のいくとせ 継がれし舞の 青海波みゆ
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よい時雨 駅トイレ待つ若者と 見るともなしに 肩のふれつつ
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ヘビいちご探して歩く原っぱの思い出ずっと忘れていたね
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顔写真晒してやったわわたしの彼った女の整形前の
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素敵だわこのラブホテルここだったら主人と来ても楽しめそうね
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悩みごと 長く煮詰めて できたもの 時間をかけたからこその味
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浴室の貴重な時間の落ち着かず見廻みめぐりりなぺてナフサ由来で
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「ヘッ」だとか 「ハァ?!」の顔した 若者に 半ドンバブル期 語り継ぐ人
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新緑の 風に移ろい 春征けば 君をもい出す いつかの真夏
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学生の就職先を自慢するあの教授たしかマル経だっけ
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仕事終え 趣味に打ち込む その瞳 幼稚園児の ようにチェンジ
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堂々と 彼の首筋 くち寄せる 雌をはたきて 鮮血の星
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鍵穴を知らないこどもの目にかざすカードキーから磁気が逃げ出す
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西窓にパステルカラー広がりて いと柔らかき初夏の夕暮れ
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低空の飛行機の腹に手を伸ばし くすぐりたくなる皐月晴れの日に
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ゴールデンウィークの人混み 去った後 残りし街の シルバーウィーク
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できるだけ話聴くだけうんうんとそんなふたりの今ものがたり
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地を叩く夕刻の雨 傘持たぬが気にかかり空を見上げり
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