何度でも熱くなる胸押さえてる 冬支度でもあなたがいれば
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私には、臓器に薔薇が咲いてるの 隠した好きが咲き続けるの
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私だけ?笑み隠せないLINE着信 あなたはどうかなと聞いてみたい
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「勝負しよ」 揺れる火の花 「君が好き」 落ちた火の玉 静まる浜辺
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模試前夜 迷い手に取る 地味な服 知っていたのに 君がいること
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今や誰も知らない焼野やけので 君の光を見る 僕は目を擦る
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五年目の独りとあなたの離陸後の一人じゃ二人になれないでしょう
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店内へ伸びた陽ざしに照らされているのは誰も居ないテーブル
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太陽にひらかれてひろびろと道 電信柱の差す影が濃い @長野短歌
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誰しもが自分の姿をそこに見る 百二の母をあやめた人に
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君と見たあの日の色に鍵をかけモノクロテレビに取り残された私
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日の暮れにはしたなきほど大泣きを放ち自転車駆り去る少女
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豚肉で パワーつけよと キムチ鍋 お豆腐熱々 〆は雑炊
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愛猫は二十年はたとせを生き秋の日にニャンと一声そと旅立ちぬ/五年前幾匹も居た最後のこ
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葉を落とし吹き荒ぶ風は北からの いよよ近付く冬の匂いの
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明日から また懸命に 働いて 地道に努力 めげずに努力
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枕辺まくらべにこそり囁く君の声 かの香匂いて来ぬ月に問ひ
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幸せの方から俺に寄ってくる「豚まんと肉まん1つずつ」
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凪照らす 斜陽のなかに君はいて 二人絵のなか時を止めよう
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祈ってと言われて困りとりあえず天の神様お願い助けて
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T君が半世紀前にМさんを誘った映画地上波でみる
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国の府の秋の錦や大欅 幼な子見守り 七五三かな
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地べたより 水仙の葉が 顔を出す 遊ぶ落ち葉が 布団となりて
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繊細な 松の剪定 集中す 斜光眩しく 手元が狂ふ😓
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切れるべくして切れてきた縁があり、空の財布と向き合っている。
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花粉症 詰まった鼻腔ごくたまに くぐり抜けてく、キンモクセイが
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木枯らしが冷たい鼻と熱い頬 紅く染めるのは冬への恋慕
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陽だまりの窓ガラス越しに止まりて 翅休めをる秋 シジミチョウ
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エアコンの音が聞こえる 心臓に包丁を突きつけられた夜
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深き森光も知らず苔むして年輪の声過去へいざなう お題・森
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