原爆展ゆ貴族社會の仔等出でて哂ふも直ぐ襤褸となりぬ
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防空頭巾爛れて千々に孔開きぬ蒙る儘焼かる火に
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枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
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熱いよね痛いよねごめんねと泣きながらずっと強火で炒飯を作る
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冬に舞う貴方が心を蝕んだ こんなはずじゃなかったんだけどな
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「会いたい」と打っては削除を繰り返す 送信押せずLINE三日目
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君語る中に暗号探してる 「頑張ります」が「愛してる」だから。
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本当の出会いに別れは来ないなら その目で声でまた抱きしめて
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一枚のラベルを失ったボトルがホームレス排除ベンチになるまでの道のり
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匂わせを封印するほど高まるの 拡散したい秘密の全て
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踊るやうに 枝から枝へ 満開の梅の蜜を ついばひよどり
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ひとめぼれ ひとつこぼれて ひとしずく ひとつきづいて かたおもい
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残業の 超過警告 メール来る 仕事終わらぬ 理不尽な闇
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羽毛布団蹴った時から春である/俳句
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寿命と言う次世代託すことはりを我もまた問う、いや蛍光灯に
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心臓がくるう頃です足裏をなでる記憶とあそぶ放課後
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空回る心の遠心力だけで 空が飛べそう春が来ますね /「緊張」
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掃除する 健気なロボの ご褒美は 充電満タン それでいいかな
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詐欺団の 顧客名簿に あなたの名 警察署から 注意の手紙
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現実と離れた歪みで生きている 病だとしてただ息をしたい
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幼稚さも気にせず飲んで陽気らしい 嫌悪の末の受容を待つ身
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朝弱い私のために忍者からモーニングコール スヌーズ付きで
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戯れ歌のこころの襞に添い寝する iPhone Macの絆のひかり
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チーママに ちょっと借りると 拉致られる その横顔に プロを感じて
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若き日に夢にまで見た海の向こう震えて臨む四十路前かな
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コーラスのサークル入るが譜面読めず後ろの方で口パクばれてもた
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山に向かいバカヤローと叫んだら山びこかえる バカバカバカと
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なかなかに眠れぬ夜を過ごしてか 家のソファで安堵の寝息 /夫退院
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花明かり 灯る夜さえ まだ暗く ありし温もり クリスマスまで
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髪撫でて 振り向く空は 花曇り 滲む日傾き あなたは香る
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