Utakata
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紫陽花の 道に看板 クマ注意 茂みガサッと 小さなアナグマ
9
ふみふみふみ プスプスプスと つめささる ねこのおつめは 凶器にもなる
21
合わないととことん逢わぬ野良猫に
生猫一目
(
なまねこ ひとめ
)
と願う日暮し
22
がんばれの声つらければ聞き流し 流れに乗ればがんばりの体
12
紫陽花が 「今だ」と顔出す 薄紫 まずは仏壇 君へ報告
13
改修で 却って仕事 滞り 改修?語義は
sabotage
(
サボタージュ
)
かと
6
久しぶり今日は妻の付き添いと役割替えて通院電車
14
エアコンのフィルター掃除試運転またうんざりの夏が来るから
11
近縁種絶滅危惧種維持のためそんな議論は心が痛い
13
「ゼロでなく極めて低い確率」と熊の出没情報を聞く
12
再会の 前の緊張 毎度なり 楽しみなのに 逃げたくもなり
15
人気ない校庭に立つ陽炎と突風ひとつ帽子を飛ばす
10
麦刈られ スズメ
啄
(
ついば
)
む おこぼれは 命めぐりて 微笑みの朝
12
ゆらゆらするゴンドラきみはぼくにつかまってよけいゆらゆらしてた
7
叫ぶしか出来ない人のその声を聴くしか出来ぬそれも残酷
11
紫陽花の幼き蕾 空仰ぎ 花開く
瞬間
(
とき
)
夢見て梅雨を待ち
15
蒸し暑く 冷房使う 皐月の夜 冷房の
季
(
とき
)
水無月なれど
6
匂やかに あること担い 美を背負い 花咲き頃より 散りゆく日まで
7
人眺む 街の隙間のほこり取り ぶつかりおじが犬を撫でゆく
7
まずいぞとしくじりしつつこのままじゃ惨事不可避の汗を味わう
15
接戦を楽しむ王者には余裕2日連続攻守躍動
28
この際に脱プラスチックしましょうとなるほどと聞く猫餌袋
15
改札を
出
(
ゐ
)
で すれ違ふ集団の大人 歓迎会か 春宵
25
迷いなく前へ不屈のリハビリは大復活へ待っていた明日
37
詫びつつも折りしあやめを瓶に挿す窓辺に匂う紫の風
35
天辺の雪は輪郭描く白まもなく空と同化する青/山
16
とあることで 自分は立派な 人間に なると思てた あゝただの勘違い
11
眠れぬ夜 スマホを開かば目が冴へて ブルーライトに心眩む吾
20
Utakataの歌にみつけた冷やし麺 決めたお昼はぶっかけそうめん
26
東雲
(
しののめ
)
の空に向かいて今日の日の憂い無きこと願わんとす朝
17
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