夏の響
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俳優です。つらつら気分で書くので見てもらえると喜びます。

退勤路 夕日を横目に 涙する 秋刀魚が焼ける 七輪の煙
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赤い糸 細くなったねと 君がいう 交差点に 淡い蜃気楼
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薫風が 鼻を掠めて 拭い去る 波の飛沫しぶきと 無垢なアザレア
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鱗雲 茜の君に 誘われて 剥がれたヒレに 凛として立つ
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丸の中 走る線を なぞっては  青の狭間を 行き来する足
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作り笑い ホメオスタシスに 囚われて 右にならえと 姿見の私
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青緑 先にお行きと 秋茜あきあかね   堀の水面みなもに 留まる面持ち
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