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「元をとるためだよ」と朝四度目の風呂に入りてこの歌を詠む
13
謎解きの様な短歌に出会ふ時 脳内サプリの効き目は未だ
39
掲示板いくつもあれど閑古鳥ツールは映えるビジュの時代へ
18
春彼岸 半年ぶりの無沙汰詫び 花を手向けて亡き父母偲ぶ
24
好きじゃない 好きになれない 仕事して 好きなことする 自分が嫌い
3
花を持ち ご婦人方が レジを待つ ああお彼岸か 変わりなきこと
23
夜勤明け ビール焼酎買ってきて 梅林公園横目に帰る
15
野馬と書き「かげろふ」と読む季語を知り万葉集の「かぎろひ」浮かぶ
12
春駆ける愛馬いっそう逞しく自ら掴む勝利の予感
20
目覚めれば 何処から歌声
東風
(
こち
)
に乗り 聞こえ来るよな春の朝
21
「触れちゃダメ!」カタンッと響いたピタゴラが狙う命は館の中で
15
うそつきでかっこよくてかわいくて 時々泣いてるお前が好きだ
4
貧しさを 愉しむ余裕が 豊かさで 豊かなことは 豊かではなく
3
勝ち負けで 考えるのを やめてから ただの一度も 負けてない俺
3
損得で 考えるのは 損だよと 計算高い 新人に言う
3
ハスキーで音痴なくせに懸命に歌う卒園ハンカチ足りぬ
30
保育園卒園式で歌わない娘が今は保育士になる
34
無配慮の免罪符酒羨ましい 嫌悪を越して溺れ死にたい
4
三年は へこんだままの ガードレール 並んだコーンの
赫
(
あか
)
い葬送
8
落とし込むギュッと丸めて泡に込め
突
(
つつ
)
く烏がいない夜空へ
17
うぐひすの
音
(
ね
)
はかそけくも春をまつ君が袖へとひとひらの舞ふ
13
澱む空 ひとり迎える 夜や悲し 孤独とはつまり 緩やかな死
6
桜咲き 浮かれ気分のそんな中 北国にまた雪予報あり
20
四十路まえ練乳なめて歩いてる閉経はまだ春はすぐそこ
13
長閑な寝室のような君の心も 二人で住むと狭くなるでしょう?
8
ネガティブな 話題が多い 毎日で 桜の開花 貴重なニュース
8
日の出見て 重ねる影で また光る 灰皿の上 重ねた夜風
12
雲がまたかたちを変えて流れてくなににもなれないわたしを置いて
16
無垢なまま過ごした日々はもう遠く大人になれないめだかの学校
10
透明な空気を吸って今日もまた濁ったものを吐いて生きてる
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