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便利さを追って不便の向かい風スマホの灯り浴びつ夕風
16
若い娘よ洋風メイクにこだわらず和風美人も良きものですよ
20
晩年がひどく良いとの八卦観る祖父の言葉に苦笑禁ぜず
6
電気街 紙袋下げまた下げて いつから己がシーシュポスなの
3
レベル5の狂騒の夜が明けた朝 さして変わらぬ船橋の道
16
日の暮れて 孫と語らふ迎え火の ゆらぎの風は うなずくに似て
13
お供えは収穫した夏野菜ご先祖様の好み知らない
5
発車する誰もが逝った国行きの切符を持って立ち揺れながら
7
恩恵が あるのかないのか 分からない 賛否両論 消費税減税
4
飲んでみて いいけどなんで? ゴクゴクゴ 大丈夫そうね わたしも飲むわ
2
風さえも紫になる満開のラベンダー夏の富良野を行けば/題『風』
6
もう少し曇ったままでいい眼鏡 見えなくていいものもあるから/題『鏡』
6
ひとりひとり顔見られてるこちらでは顔も知らないご先祖様に
9
夕顔は御息所に取り憑かれ朝顔は坂田師匠に似るモモコちゃん
2
ワンヘルス 初めて聞いた その言葉 福岡県は どうなることやら
2
人間に寄り来るものは低きもの霊魂神等未浄化なるもの
1
未浄化な生霊ライフが長過ぎる取り憑く元気も失せるほどまで
1
飛沫
(
しぶき
)
浴びし吾に謝りし 子の母 子のしわざ 致し方無し
哉
(
かな
)
19
バタ足をしてしまふ子の
飛沫
(
しぶき
)
我が顔に されど微笑まし温泉
19
もう今日は春より秋の方が近い 僕はとまったように走るさ
2
暴風雨 向日葵折れし我が庭は切り戻したる紫陽花が咲く
14
たぶんまぁ あんたもあたしも 補習やな 放課後ここで また話そうや
6
貴方の手が私を撫でる夢を見る 未だ利き手も知らぬというのに
7
野性味を 忘れてしまった 家猫の 仰向け腹出し 寝姿ったら
11
触れてても偽の香りのアールグレイ やかんのお湯が冷めてゆく頃
10
暁と 諸共に過ぐ 霧帷 虫の音枕に 朝迎え持て来
4
車馳せ いざ鎌倉と 麺屋行く 定休日にて 踵を返す
5
重荷背負う 駄馬に鞭打ち 越え行かん 碓氷峠を 信濃の國へ
4
駅前のドーナツ屋さんも無くなっちゃ あの日のわたしが可哀想じゃない
2
家の鍵 財布とスマホ 他は何も アスファルト、小走り パジャマとサンダルで
2
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