万歳の三唱続くコスモスの芽吹きの朝に黙す我かな
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兄さんの返信来るが千葉県の豪雨気になり眠れない夜
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溜め込んだポイントを見て情報が載るレシートはシュレッダー行き
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吊り浮きの小白き実が満つフクシアの萎えし葉を摘み庭師となりぬ
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海の上 ひらいて消える 花火見て きれいなものは 残らなくていい
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寄す波に砂はささめき常世なるひとの言の葉したためてをり
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渋滞が起きないようにと祈りつつ長めの足をきゅうりに刺して
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体重が 増えていくたびに 慌てても わかっていても 止まらぬおやつ
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大雨や余震続きの現世を見てなに思う戻りた御霊は
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亡父母(ちちはは)は人住まぬ家に帰りしや迷いていぬか静けさ・暑さ
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大雨の特別警報発布さる まさしく狂犬チーバくんなり
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安曇野を 駆ける電車で 白馬へと 旅は続くよ 明日明後日も
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ボイラーの目盛りを下げて幾日目ぬるめのシャワーはきっと明日も
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癌と供 寛解は未だ 時は過ぎ 望みはあれど 心は疲れ
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旧友とかわす盃、バカ話 年に数度の心のモルヒネ
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夕食の支度をすると席立てば母に言われる父と飲んでろ/帰省二日目
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冷凍しといた塩辛 盆は坂上忍の声丘にひびき
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夏詣 諏訪の社を 四つとも 巡りて受けし 神の御朱印
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迎え火の煙は川の流れ沿いあの世からこの世へ道繋ぐ
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だまされたと思って買った隕石は美しい青 だまされたけど
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踊り狂えば清らかになれる気がして飛びだした 地球ごと洗う豪雨の中へ
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右斜め前のあなたが燥(はし)ゃぐ声聞こえないふり小さなプライド
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CDより仏間にひびくは厳かな「南無阿弥陀仏」と一年ぶりに
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堪えきれず、怒る神々の涙を浴びた あらゆる穢れを流しておくれと
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グッタリと 疲れ帰れば カーテンの 隙間から顔 鳴いて迎える
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仕事行く 吾を見送る ゴロニャンと なんと無防備 愛くるしさよ
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ポニーテールのための前髪気にしてみても 雷雨では君に会えないのにね
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タクシーで 神長官の 守矢氏の 屋敷訪ねど 門前払い
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お湯さへも人に妬みの有馬の湯  連れある人を見るがかなしさ
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指先で 繋ぐ星々の空白に 幾光年の寂しさを聞く
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