Utakata
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巻葉みどり
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そんなには期待しないけど「ガンバレ」と小さな声で応援してみる
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戦後とは女性参政八十年女性総理を見る日が来るか(十月二十日)
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本日は快晴じゃないけど晴れているそんなところでいいんじゃないか
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新しい朝虫の声と涼しい風で秋が始まる
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一日に二キロも目方が増えている本当なのか体重計よ
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叶わない願いというのもあるんだと納得しながら絶望する夜
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バスに揺られ外を見ていると何モノかが迫り上がって来て気持ちを塞ぐ
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フォロワーになってくれる人が見つかると心の種が芽吹く気がする
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繁る葉の隙間から覗くお日さまへ陽射しを返す百日紅の赤
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濃い顔の上司に頷く塩顔のイケメン話を前のめりに聞く
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制服を着て自転車で走り去る裏表のない九月の青空
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台風の来るらし厚い
鈍色
(
にびいろ
)
の雲が気持ちを押し込んでくる
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いい色に焼き上がりましたね新学期笑顔と思い出トッピングして
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汗まみれ夏の江ノ島の正装はTシャツショーパンビーチサンダル
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道の駅に長蛇の列ができている「湘南茅ヶ崎」はパワーワードだ
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「腹立つわ あなたは何にも知らないくせに」三日もすれば忘れられるか
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詠草で伝わらないと言われるがわかってくれとも思わないから
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会いたいと思うけれども会いたくない会うのが怖いがそれでも会いたい
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半月で別れる日が来る生徒らが取り組んでいる学年末テスト
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窓際に立って雨粒の落ちる様を見ている冷気がしのび寄る日に
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どす黒くざらりと粗い喉越しの憎しみに似た何かをごくり
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ご主人は何の仕事をしているのそれ今ここで必要ですか/上の句いろいろあるよねー
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いつもより幼いカラスの鳴き声が巣立ちを告げる八月の朝
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長崎の記念式典すっぽかすそういうことが招いた悲劇
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暑気払い喉ごしつるりと夏の蕎麦やっぱり蕎麦湯はいただくこととす
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まっすぐに空に伸びゆくベクトルを感じさせ立つ欅の大樹
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背の高い選手がクロスに打ち込めばリベロが飛び込むネーションズリーグ
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艶々と甘さを感じさせながら今年の柿が八百屋にデビュー
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老親を施設に入れる日近づいて鬼になるからと言い泣く彼女
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江の電は夏の遊びを詰め込んで「鎌倉高校前」の賑わい
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