何処迄も 付いて来るなよ 希死念慮 私が死んだら 何処へ行くの
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苦しさを抱え込むのは我一人 きみがきづかぬあいだにいこう
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木枯らしに吹きさらされてバス停の朝の寒さと晴れやかな空
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貴方が今着たスウェットの、裏起毛を全部刈る
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ひとは思う 死が物語の終わりだと 死ぬまで終わらぬとは限らないのに
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お別れはなにも言わずに微笑みたい だってアウトロはピアノソロがいい
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伸びた髪切らずに纏め黒リボン きみがリボンの子と呼んでくれたから
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一年のトッププレイリストから 流れるのすべて君とのあの日々
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急な冷え私弱らせ震えつつカップスープを両手でつつみ
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そのままでいいとつぶやき寝返った背を見てそっと襖を閉めた
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アイツがさ 罪悪感を 抱いたら 僕に教えて 笑顔にさせて?
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初夏に見しクレマチス 初冬の今も咲くと知りぬ 師走の小春日
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暗闇で聞こえる君の笑い声 僕にとってのクリスマスソング
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全部秋になれと思ってるから俳句がよめない
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ピカピカと光る首輪の犬がいて目尻が膝まで垂れ下がる僕
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話す度 まみえる君の 頷きが 私には少し 優し過ぎたよう
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あの夕焼け 明日も一緒に見ようねと ささやかな願い ベツレヘムの星に
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コスプレといふか ほんとにロリなんです(笑) 黒髪お下げで 「中学生」とぞ(母曰く)
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ぬばたまの纏いし衣だけ残し解放される紫の明日あす
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赤染あかぞめの つたの葉っぱに 霜降しもおりる  連想されし クリスマスかな
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病院の 花壇に咲くは 春色の 色とりどりの 冬の花たち
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じる ネオン街にて 酔い回り  シティポ流れりゃ エモさ爆発
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苦手だった紅茶は母がこっそりといれた砂糖で克服をする
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救おうと する度君は 堕ちていく まじない、お前は のろいなのか
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月つとめ月経の隠語予兆治めの黒豆茶先日買った菓子と一緒に
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その黒い 髪に一筋 光る青 貰った憧れ 纏わせている
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いつからか そばにいたって 別々べつべつの やること違えど 気持きもちは此処ここに【折句:磯部焼き】
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還暦を過ぎれば時間ときはどうどうと滝の如くに流れ落ち行く
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時は流れ止まったままの心など非情なまでに置き去りにする
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夜が明けぬ 空に輝く 月と星 独り占めする 贅沢のようで
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