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空一面 青にしたいというように 雲ひとすじが急ぎ流るる
16
百四十字
(
ミニブログ
)
指の
罵
(
の
)
りあひ果てもなし三十一文字にまとめやはせぬ
8
颱風の日だけ一人で歌うのは風が歌声掻き消すからさ
14
ウオウオーと吠える嵐の警報もデイケアあつく使命に燃ゆる
27
台風に山法師ゆれ大波にごみ袋ころぶデイケアの道
25
野分なる言葉が好きだ だだ広い
叢
(
くさむら
)
風にうねって揺れる
11
雨戸まで締め切った部屋除湿する室外機の
音
(
ね
)
雨音に負く
12
台風の近づき寒い朝だけど昨夜作ったシチューに温み
27
台風の雨しきるなか
餌
(
え
)
を求め雀チュンチュン鳴き叫びをり
13
濡れそぼる君に一つの傘開き抱き寄せる夜は「:」句点の中へ
14
大きさが 自分の顔と 変わらない うつむきかげんの
白いアナベル
(
紫陽花
)
19
長袖のシャツの皺を伸ばす昼 雨の切れ間に燕羽ばたく
10
首都圏を踏み入る 水無月の台風 遅延に備へ 早目に出勤
23
頑張りに 泣きたい気持ちを 支えつつ 心で貴女を 笑顔にしたい
25
「ベッドから出てはダメ」と、気圧さん。我儘彼女と思えば
愛
(
かな
)
し。
9
ねこのいる 家ではアロマは お風呂だけ ジャスミンだとか ラベンダーの
香
(
か
)
22
悪食
(
あくじき
)
も よしとせざれば身は立たず 正しくなくば生きる価値無し
18
吹き荒るる嵐の空に影見へず鳶はいづこぞ無事と祈らん
8
やるせなき哀しみ埋めてアロマ焚く ラベンダー色 重ね着にして
14
皐月晦日爽やかに吹く嵐去り水無月嵐に足止めとなる
6
台風でずいぶんひどく降っていた雨は止んだか通り過ぎたか
3
今ふうの 店に見た目の 麗しき カップル我は 老母と二人
10
雨の音呼吸するよう強く降りすこし弱まり再び強く
11
擦り切れた 母のテープに パリの朝 燃えたひとりの 少女の歌あり
8
春駒に袖振り明かし人々の喉を潤す水舟の水
9
発達の値引きシールを胸に貼り 選んでるのは私の方よ
8
レッスンの 机並べし 中学生 六十年前の 夫と重なりて
10
パリの空で 見果てぬ夢を 追えたなら みじめな暮らしの ままでも素敵
9
ゆるい陽が差し込む通路出口まで まだ濡れた傘片手に抜ける
5
「好ましい」「興味深い」のさりげない上から目線に 気づかないふり
16
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