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指先に残るぬくもり白煙の ゆくさき祈りて月へ昇れり
14
盆休み やりたいことは山積みで 「のんびり過ごす」から 実行されて
9
両親の 結婚写真を 発掘せり 父三回目の お盆中日
13
旦那からの 「遊びに行くか」の一言で 三十年ぶり デート実現
21
翳りある日のもとながらかへがたきものにもあるかな戦無き世は
22
流星の欠片を抱きて網代島 寄せては返す波のさざめき
6
嬉しさもやがて哀しき茄子の牛 見送る盆の夜風寂しも
9
店仕舞ひ今日を限りの紅とんぼ 次の止まり木どこへ羽ばたく
5
秋あかね 獲ったと汗だく 話す君 エネルギー満ちる 君は五歳なり
13
ゲルニカの裏に透けたる敗戦日 不戦の誓ひうするる国に
6
市役所で 職員
2
名 打合せ 互いの盆は 仕事三昧
22
習志野に 大雨降りし 友ライン 報告を読む 恐怖を感じ
17
俺の言う ことを一旦 疑って 腑に落ちてから 笑うのやめれ
3
これまでは 目も呉ずにいた あずきバー なぜか今年は これ一択
6
メロン二個?ワテのを代わりにあげなはれ それより甘い干し柿二個どや?
3
春巻きの味は音かと思いつつ消去法の食事は終わる
3
日照りても 晩夏の風の 住み良しに 暑き日数ゆ 奥州の夏
9
色違い
お座布団
(
おざぶ
)
がふたつ 並んでて ねこがねている 平和の象徴
28
大いなる鮭の切り身の一片に飯・副菜を足したる弁当
10
皆去ったプールの水面眺むれば夏の終わりはいつも寂しい
17
「千葉豪雨」名を付けられる迎え火を
焚
(
た
)
く頃降ったあの日の雨に /「令和八年八月千葉豪雨」
17
つけ上がる だから参拝すると言い 結局行かず つけ上がらせる
2
大砲で耳がやられたと唯一それのみ祖父の戦争話 (修正しました)
4
夜を明かし 願ひ虚しく 目覚めけり 今日一日を ただ生きるのみ
4
朝目覚め 吾が身昔に 戻らばや 目を閉じ願う ぬばたまの夜
4
土曜日の静かな朝は始まりぬ 先ほどまでの雨も上がりて
20
お盆玉あげた翌日 爺婆は十円安い食パンに笑む
13
参拝をしない私は悪くない 地震と雨と隣国のせい
1
英霊の名前を
騙
(
かた
)
り票集め これも新手の詐欺の一種か
4
たぶん今ばぁばが帰ってきてるからテーブル席は一つ空けとく/題『席』
6
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