根が張った証しに出でし小さき葉の菊の差し穂へ明日を夢見る
24
初孫は可愛いですか?私なら触れたら壊してしまう気がする
25
花を買い種のオマケが在る遠き人は優しく距離感近し
15
恋をして下心抱き愛の字の心久しく願ふ六十
17
悔しさと辛さが満ちる苦しさに背をさする手に泣いた子の我
16
輪唱しアキラオステオスペルマムオレンジ色の花と覚ゆる
12
花びらを緻密に束ねぼんぼりの黄色い菊へ照る花の月
16
友だけが荷軽の憎さ消せぬけど記憶美し剱岳かな
14
缶詰と乾燥米を出す友と心も離れ一人行く山
16
事実知り気付かぬ振りで距離を置き波風よけて趣味に講じる
18
おしゃべりにうんと頷く一秒も二人にとって大事な記憶
18
日が暮れて涼しい風が吹いてても何故冷房は止められないか
9
夏休み最終日には何しようなんて言いつつ考えもせず
6
諦めて 遠くに停めた 駐車場 入り口近く 急にあきだす。
6
白猫と黒猫の間を通る 何の話をしてたかは不明
6
拭えない 手の其の色に狼狽し 濁った音の 心臓を聞く
3
弱い人 強い人より 弱いのか 強い人より 強き人あり
10
波音を聴かば思ひ出づ里ありて 私はあなたと話がしたい
10
得体(えたい)なき 怖さはどこから 湧(わ)くのかと 終戦記念日 孫に平和を
18
西方(さいほう)へ 夕には帰る 父母の 養生なさい 声のやさしさ
12
送り火に 乗せきれぬ程 『ありがとう』 先祖の思い 亡児への愛
30
永遠の闇ではないと息をして今ここからの我を繕う
13
幸せを 二人で貯める 貯金のように 通帳があれば 何度も見返す
6
人混みと諏訪湖を見下ろし四万回のため息を打ち続ける花火
9
みちの駅 盆のひまわり賑わいて野分あとにも光輝く
3
最終回とかいうなよシーズン2、3作る もちろんあなた主演で
4
風の奥 微かに聞こゆ法師蝉 秋焦がれ待つ身をくすぐれり
24
世の中の 火薬を全て花火にし打ち上げたいな終戦の夜
12
韻を踏む 素晴らしきお歌 感嘆し ただただ言葉を 失くし感謝す(由ニ様へ、有難うございました)
17
祖父母宅 最後の一泊の寂しげな宵 昔日の夏休み
24