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いいことも 時にはあるさ 悪いこと ばかりじゃほんま 気が滅入るから
3
野分去り吾には月の暴風雨
合羽
(
かっぱ
)
の代わりはピンクのイブA
6
現状を ひどいものだと 思ったら 気が滅入るから まあまあとしよ
6
部屋の闇照らす横線ブラインド梅雨も間近な静けさの昼
5
相手には 期待しすぎず 自分には 過信しすぎず 肩肘張らず
5
強風に折られし九輪の
芍薬
(
しゃくやく
)
の薄紅と白と大壺にあり
4
先生と 先生と呼ぶ 声がする 父母に次ぐ 尊い呼び名
4
ガーベラを
4
本束ね会いにゆく 薄き匂ひに 気づくといいな
13
摘
(
つ
)
めねども香ぞ残りける恋の花
煩
(
わずら
)
はしくも美しきかな
6
水無月という和菓子食べ古の京都に行った気になった夜
5
泣いているあなたをみると辛くなる 笑っていても辛くなるけど
13
少しずつ色をうしなう少しずつ月から遠ざかる報いです
9
曖昧な空と
24
℃の風 不思議と心地良い梅雨の入り
23
五十歩を百歩へと胸滾らせば 彼岸の朋の盃笑う
14
我一人 慌てふためく 深夜二時 英語の資料 解釈迷う
16
あいことば 受け取りあっているうちに くしゃみの音が あなたに似たから
5
山道に 鶯の声 響く朝 眠気と戦う 現地調査
21
気が付けば 業務の予定 満載で 事務所で一人 深夜残業
14
千年の 祈り刻みし 観音の 指に溢るる 国宝の慈悲 ・ お題「国宝」
6
肩に乗る 蛍の光 道しるべ 其方は何処に 辛き道かな
10
緊急に 入院手術 する父を 心配す日も
鶯
(
うぐいす
)
は鳴き
25
車
来
(
こ
)
ぬうちに 車道を
左見右見
(
とみこうみ
)
飛ばずに歩き渡りぬ
鴉
(
からす
)
24
眺め見る ワシントンD.C. 墨色で どこにあるのか ホワイトハウス
11
年齢も立場も上とか下じゃなく 並んでみてよ
いろはにほへと
(
色は匂えど
)
12
じりじりと 惜しき暑さと つめたさや くづるる氷菓 夕まぐれ
7
あの娘が無意識に放った言葉は 吾の胃の中でクロールしてます
6
「この人は何でも知ってるんだよ」と ゆっくり魔理沙を褒めるお袋
21
喧騒の中にて自我を漂白す 光景、音、脚色せぬよう
6
年ごとに減りゆく
乘合
(
バス
)
やこの國は姥捨山となりにけるかも
16
夕立に 攫われてゆけ 胸の澱 明日の空には 残さぬように
16
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