君からの穀雨のような頑張れをトイレの中で見返している
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アディショナル ここで全てを くつがえす  空費が奇跡に 転じ始める
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幼子おさなごが きし多彩な 抽象画  値千金あたいせんきん 我が家の家宝
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振り返り片手を上げて去った人それが最後となってしまった
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引き返す 荷物はテントに 置いてきた 頂上に立つ 君は身軽だ
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ゲルに来た 知らぬ人間 殺すため 絶対噛み付く モンゴルの犬
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人生の三叉路に立つわたくしに秋はやさしくあいさつをする
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腹痛のおちてくを待つときのまにおもふ革命、その可塑性を
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暗がりのなか額を冷やす一枚に「はじめて」と笑う熱っぽい彼
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予報より早く降ることしらせしは波打つ稲穂と風の匂い
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あの空の 向こう側は 見えずとも 心のままに おもうばかり
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うるめ干し肴に酒を呑む夕べ猫が戸口でにゃあにゃあと鳴く
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白壁に果てし無く呼吸器の音配偶者に神父の十字架
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春眠に 負けず劣らず 睡魔飼い エアコンきいた 居間で力尽き
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恋のチェスカーリング  第8エンドを終えたとこ 君の気を引く話題ストーンは尽きて
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海を越え廃れた城へ向かう君 背中にはふるさとの香りが
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夜になればわれのベッドにへそ天で寝ている猫の野生はどこに?
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ガラクタに 埋もれ忘れし 宝物 忘れたことも 思い出せずに
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本当の 親はどこかに いるだろう そう思うけど 顔はそっくり
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稲妻に 一瞬うかぶ輪郭は 知っているもの? 視えてよいもの?
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降車時の 寒暖差無き瞬間の 心地はかなきを噛み締む
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甘くても甘くなくても食べるのは自分だけだから選ばず買う梨
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轟轟と飛沫しぶきをあげる滝雨たきあめよ いかづちの先に見える龍影たつかげ
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犯行の現場見たとてもう止める気力もわかぬ畳爪とぎ
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中国のしつけ足りない嫌な餓鬼 でもこれって昔の我ら
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大陸系中国人の野放図さ 腹立たしくも羨ましくも
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目が首都に慣れてしまった2週間何かが足りないとは思えない
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なんかもう男も女もあざといね 「いい人の顔」どこもかしこも
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以前からそうだったかな?一箇所じゃ許してくれぬ蚊の攻撃に
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真実ほんとうのこと言うならば悪いけど天が西から出かねないのよ
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