柔らかな陽射しの中を ひらひらと 蜜をさがすモンシロチョウに 薔薇
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新春に渡しそびれたポチ袋 にっこりうずまき引き出しに住む
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オールフリーで今日もまたまた飲んだ気に ホットペッパーのクーポンで無料😸(某わら焼き店)
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ぷくぷくと踊るチーズの楽しげな できたてほやほやミラノ風ドリア/サイゼリヤ
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雨冷えて鳥肌の立つ水無月や カレーうどんがはらわたに沁む(はなまるで食べた、うまっ)
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水多め浸水長めを唄いつつ古古米次々つぎつぎ追い抜いて行く
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ご近所と談笑しつつ草引けば敷地スッキリはあ気持ち良い! /マンション行事
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ゴミ箱に 高級チョコの 包み紙 下に押し込み 証拠を隠す
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「好きです」と言えずに死んだその言葉  地獄でずっと待っているから
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亡きははの介護生活十ニ年解き放たれて一日が長く
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備蓄米翻弄される民ばかり 今日も早よから列に並びて
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夫逝きて息子家族と同居決め我もチャレンジ新たな暮らし
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ウタビトがガザと詠んだら許される 遠く離れた平和な国よ
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ただいまが変転してく日に月に年にくるりといつまでもいま
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掃除しろ猫砂の粒かりかりと母のこぼした乾き飯粒/踏むと痛い
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道狭し四輪バギーとすれ違いもはや脇草かつてハイレグ
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やられたね! 鳥も知ってる美味うまいもの 今朝は食べよう完熟ビワを
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水無月の 朔日ついたちに ストーブ点火 葉陰の濃さに 逡巡しつつ
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SHIRAKAMIと名乗りたる我がレーダーの世界ランクは五万位だとか
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断捨離で幾度謝っただろ亡き父母に 想ひ出そっと絹に包みぬ
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青色か紫か 土の演出次第で決まる 紫陽花の衣装いろ
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実家の朝 なんとはなしに早起きで 母とつれづれによもやま話
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タヌ猫や 一回り小さくなったよね 療法食は美味しくないか
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やまひ得たるタヌ猫 ひとつおふとんで あと幾度ほど眠れるだらう
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ありし日を偲びアルバムめくりつつ一人でいるもそれなりの日々
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おやゆびの姫のごとくにさき花ヒメシャラの笑み雨に濡れても \ 五月尽日
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主なき住まいの片付けあちこちに義姉あねのメモせし不安の束が
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風に揺れ ラベンダー咲く 水無月の 凛とした朝 空気冷たく
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もう一度出会ってみたしもう二度とあえないと分かっているけれど
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それはそう科学的ではないからに信じられてる夏の日五日
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