Utakata
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出来合いの ミームだらけな 会話にて ジャンクフードの 味を覚ゆる
6
実家から独り戻った夕方にまる子とサザエ見ていられずに/帰省最終日
5
盆の明け 俯きて
発
(
た
)
つ 気を病む息子 薄き背中に掌を置いてみる
18
いつまでも私が風を作るからあなたは永遠のかみひこうき
4
なぜ離れ どこへ行くのか 君は今 答えなきまま 暮れゆく夕日
8
送り火が 燃え尽きた後の 淋しさに 写真を置いておく リビングに
6
過解凍粗熱取れば床に入る休み終わりの平凡レシピ
6
モンゴルの宙満天に感嘆の声上げたるや 校外学習/孫は今ごろウランバートル
11
手の中のガラスが歪んでいるせいかあの子はいつも泣き顔ばかり
6
特別な魔法だったとありし日の祖母と作りしお盆のおはぎ
31
お盆明け 明日から仕事だ頑張って我れは定年毎日休み
2
本日も冷えし手足を解凍し湯舟二十時言の葉沸かす
9
小麦肌 カメラロールを 辿らずも 夏の匂いを 閉じ込めたまま
2
眼鏡を外しよく見たらまた眼鏡をかける老眼の父
3
兄弟の同音異義語が京大で姉妹にはない男女差別
4
また来ても来なくてもいいよこの窓はいつでもきみのために開くから
7
彼の岸へ母帰り給う合図かな 黄百合の花弁はらはらと落つ /送り盆
30
重ねきし歌に「いいね」の波掬ふ 一首一会に 一世を想ふ/Utakataに感謝
14
宝石箱 開ければ貝の ピアスばかり 今更に我の 海好きを知る
24
曲の無き 歌友の短歌の調べ 目で聴く 言の葉のミュージカル
25
三日月が二つに見える時もある だから私は仙台が好き
8
大好きな五山送り火に送られて大っ嫌いな夏がさりゆく
6
許すたび許されたいと思っている 僕の優しさ 僕のためだけ
4
白あんが 味の決め手の メロンパン 一口かじり 帰路につく我
21
京風の メロンパン二個 手土産に 持たせし友と 再会誓って
21
知らぬ人 何やかんやと 会話すも 近き人には 視線避けたる
11
もう一度あなたに恋がしてみたい月の渦中で夜明けを夢む
8
束の間の盆に迎えし霊魂を また送りては帰る日常
21
孫連れて 次男が来たよ 最終日 持って来た梨 捧げて祈る
3
知ることのない人々の人生を 静かに紡いで存在させる
4
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