Utakata
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harikomi.ind@gmail.com
温もりが私の脳に吹き抜けた 消えなくなったことばあの夜
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陽光を挟んで走る山手線 降り落つ枯葉が天使のように
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「本当は」言葉を飲み込み微笑んだ グラスに移った私の唇
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夜の様に銀杏が爆ぜる背の高い 冬の速度がその葉を揺らし
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あの人が密かに植えたチューリップ寄り添う様に赤、黄色
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生活に流され枯れた一輪を集めて作った罪の花束
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オレンジのバックライトに照らされた独自フォントの「8」つるつるの
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何光年どれだけ遠く離れても足首掴む生まれの引力
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切り取り線あなたを安心させるため語尾の「?」を鋏で落とす
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あの人の事掘り起こす考古学鞄の底に眠るクッキー
6
埋まらない孤独の穴さえ愛おしい今のわたしは一人で二つ
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心から溢れて止まぬ光のこども萎れた花に水やるように
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指切った一人ほどいた段ボール傷跡付けた針の代わりに
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私達分からなかった二人の形二匹の
鼬
(
いたち
)
袂を分かち
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栓をして心臓になる頭まで小さな鯨が沈む暗闇
6
左手に残るやけどの傷痕を添えるあなたの手が隠す事
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「3番線快速列車がまいります。」季節を運ぶ桃色のかぜ
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木苺みたいな未熟ないのち風船みたいに膨らんだ 春の訪れも知らぬのにまだ
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結露する立てかけられた水面に いのちの光とおりぬける海
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耳で聞き目で見て分かる魂だ ああこの人は同じ形の
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