君に好かれてフェイスブック覗く初雪ぼんやり日曜の夜
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目の前に寒椿など無いけれど 真っ赤に燃える寒椿かな
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褒められて 身が引き締まる 良き効果 周りの人も 讃えて行きたい
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風俗嬢教えてくれた「威張ってる人ほどアレは小さいのよ」と
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雨雲に解放されて青い空冷えきった気を日差しがぬくめる
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青すぎる高尾の空に真っ白な米軍飛行機横切っていく
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度々の電車遅延で思い出す 人を憎まず世界を呪え
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今はただつがいの客見ゆ 深夜更け 炊煙上がらず 売上も上がらじ
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けふはまた 吐息をめぐる 哲学の クレバスの奥 一人寝気分
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目的語 分からぬAI 言い聞かす 奪いたいのは 妻じゃなく友
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ライブまで カウントダウン あと5日 風邪も引けない コロナは論外
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ちま猫ちゃん 流星みたかもしれないね よなかからずっと おそとみていた
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守山の元先輩に ハガキ書く 今年は喪中といふことなので
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新月は 雲に隠れて 朧月 月のパワーと お風呂の匂い
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奪いたい 長い指先 白い肌 妻子いる友 僕見つめるのみ
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太陽の意味を冠する青年は子どものころの話をしない
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一文字の 変換ミスで 大惨事 休職だけです‼︎ 辞めませんから‼︎‼︎‼︎
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青い鳥探したけれど見つからず帰りに白い文鳥を買う
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二時の自販機ビール売り切れマインクラフトを止めてもう寝なさい
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示される選択肢から最善を問い有限を思い知る日々
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親友にバレたたぬき寝入り 恋人にも気付いてほしかったな
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湯に浸かり 冷ゆる指先 しみる宵 山茶花さざんか盛り 深まりぬ冬
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誰か手を貸してください 絡まったチェーンを解いて私に着けて
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寒き朝 鍋に残りし煮凝りの 飯に染み込むゼラチンの汁 
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憎むなら 俺を憎めと 奴に言う 俺を選んだ 君は正しい
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くうふくか ジュウデンぎれか わからない くうふくなのか ジュウデンぎれか
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俺が昔 名詞だった頃 父親は 動詞で お袋は 形容詞だった
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俺の手を 湿ったジジイの 手が掴む ガタンと揺れた 満員
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年六度 季節の行事を飾る棚 心ほんわり温き場所なり
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冬の夜救急に立つ半袖の温きナースのみ手にゆだねる
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