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金沢の担当となり
早
(
はや
)
十年 営業廻りで名所に疎く
17
右肩に もたれる寝てるふりの君 わかってるけど もう少しだけ
14
アメリカの知るはずもないあれやこれ検索しつつ手間な小説/スティーブン・キングの
14
戯れにペットを描いただけなのに。。バズらないでよ国宝指定
6
籠の中 迎合するも 甚だし 飛び立つ未来 見えざる政治
14
皿割りしお菊輪廻し転生す素手で椅子割る西萩小町に(お菊婆)
4
倭文
(
しづ
)
たまき数にもあらぬ身にしあれば
千年
(
ちとせ
)
数ふと思ほゆるかも(お菊さん)
8
スズランの白き花散る前橋の悲喜こもごもの群落のこゑ
14
最強の父と思っていたもののジェイムズ・ボンドになれぬ、普通は
21
お母さん ねんねんころりねんころり きっとそちらは梅雨もないでしょう
25
スランプか 病気か知らず 新しき 歌なく淋し 君のページは
15
猪も 鹿も出るまで 荒れ果てて 人の通わぬ 山はひそけし
17
いつよりか 慈雨が災禍の 雨となり 鴨長明 黄泉(よみ)で筆とる
14
深緑を濡らして照らす雨上がり また降るらしい気まぐれな空
8
紫陽花が以前に増して色濃くなり梅雨が間近と知らせてくれる
17
疾
(
と
)
く消ぬる玉の露こそ愛しけれふりつみ消えぬ塵芥の身
6
雨止んで 散髪に行く 道すがら 身の丈高く 草がはびこり
12
曇りなき烏の眼が近付けば箒で追はれひらり電線に
9
伝書鳩ふるき鳩舎をめざし飛ぶ 同じ空来て更地を
旋
(
めぐ
)
る
17
停電で ブレーカさえ 戻せない 親の老い見る 子らのため息
12
二十年 気ままに伸びた 竹藪が 伐られ遠目に 我が家の見える
11
台風はひと夜で消えて日常の朝を吸い込む寝不足日本
21
独りをも 詠まれてありぬ知りしその 月夜に触れて咳一つ出る
21
おもふこと言ひいださむとするごとに言ひいだすべきこともなかりけり
9
わかるかな 打って走って投げるパパ 一歳二ヶ月 オータニさん
家
(
ち
)
17
しんみりとしながら友と別れにて会える日あれば会おうと誓う
6
カラカラと下駄の音して小走りに駆け寄る君をときめいて待つ
12
君の目に見える景色はそのままの彩り深く山野を映す
14
上下する気分体調天候も目まぐるしくも参っちゃうよな
9
囀
(
さゑづ
)
りと交互に聞こゆ 窓外の ジューサーの音 掃除機の音
25
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