最高の雪見酒とはこのことよ立山連峰さかなに呑んで
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連なりて白き巨神の諸柱もろはしら 肩組み聳ゆ立山の峰
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顔ゆがめ手はポケットへ背は丸めそれでも子らは校庭を駆け
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カブトムシなんているんだ ブラウザで生きてるうちは分からなかった
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打つよりもじわる短歌うたなど詠みたいと火鉢の温もり思い出してる
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血糖値頭に刻みウォーキング 三日坊主が四日目歩く
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夜半過ぎごみを丸めて気がついた知らない女性とあなたの名前
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ちま猫ちゃん おくちがちょっとあいている💤 牙はみえてる 前歯もみたい(ねこの前歯かわいいんですよ😸ちっちゃくて〜)
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ねこ母は今日もきのこを切りまくる 今夜は味噌鍋 生姜の鶏つくね(きのこだらけ鍋)
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寒さより 真っ白な雪 空の青 心震わす 東北の冬
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地獄へと足を引っ張り道連れに静かに告げる暴露
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吉野家の牛皿買って車中呑み これなら温いか駅弁はパス
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駅弁の冷えたおかずに閉口し どうしたもんか今日の昼呑み
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走れど走れど見つからずストップ 朝のホームに銀杏が鳴る
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人が為こと幸くあれとまじなひて こと裂く痛み我をのろへる
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語り継ぐ特集関西深夜便聴きつつ迎える1·17いってんいちなな
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未来にはあとかたもない労働のさくさくとして刻まれる時
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朝起きてニュースで知った大震災あの映像を忘れられない
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防災の備えあらためて考える リュックに入れたき ねこゴハンと水
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傷ついた街を照らしてくれていた あの日のひかり わすれないから>震災30年によせて
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振られた日無意識につけたラジオから流れる歌は暗く悲しく
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教室に自分を置き忘れたままで大人がみんな大人に見える
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降り飽きた 雪と雪との 間隙に 空即是色 ヒヨドリが舞う
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一・一七しんさいを ガキの我知るは 朝ラジオ 震度六は 今も忘れじ
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栄光と挫折と再起の物語 我らの好む漢が勇退
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鎮魂のトランペットの音のひびく神戸は寄りそう悲しみ灯し 
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従兄見た 高速倒れ 家潰れ 神戸の地震 早三十年みそとせ
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横綱の引退の報さもあらん 限界だろう誰もが敬礼
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一人ずつ 違いがあって 面白い 面倒くさいと 思う人あり
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どちらかと言えば絶景温泉派あの娘は新婦あの娘と行った
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