いかんせん かわいくもなき つまこをば われがみせるは せなかのみなり
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無力だと何度泣いたか愛し子の命の終わり感じる部屋で
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人にやさしく まずは 自分にやさしくね さすれば開ける 道もあるから
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あらーむが なると ちま猫ちゃん・とうじょう おかあちゃんおきる? そろそろおきる?
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煮たトマト いいねと君が言ったから 12月14日は トマト記念日
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冬の陽にまどろんでいそうな椅子にごみ処理券を貼っていく朝
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AIを どう使うかが わからない そんな時こそ AIに聞こう
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音の無き氷雨ひさめ夜半よわ窓外そうがいや 星の無き空 雨滴うてき落つ竿
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やむをえず インドア暮らし秋 希望と不安の中 送迎車待つ
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無為むいのまま 降りつづく雪 こうなれば 有為ういであろうか 飛ばない飛行機
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滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
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ゴクゴクと 哺乳瓶から 乳を飲む その勢いに 息を飲む俺
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年の瀬に 老いたる二人の大掃除 赤き指先息吹きかける 
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さるすべり夏の名残りの赤々と街路に咲けり血の色をして
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ほろ酔いの同期会はお開きに こころ憂きなり 日帰りの君
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最近は 寝ても覚めてもラクロス部 壁をにらんで何も投げない
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『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025』でわれもまた十年ぶりにバージョンアップす
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ともすれば椅子の軋みでどの愛も平等と知るギンレイホール
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死ぬ人は不幸ではない無になって解放されて忘れ去られて
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望むこと一つも叶わぬ人生を幸せだった事にしないで
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真っ暗な心を隠すために生きてたっけ僕
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寒いから 今日はやめよう 寒いから あとからにしよ 寒さに勝てず
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「昨日夜二時に寝たんだ」と自慢する人 それは今日じゃない?
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降る雪の白き光は集まりて紺碧の空に結晶の色
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ゴミ捨て場止まったハエにお辞儀する子供の帽子の色は黄色
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ゆるしてと 思っているから 優しいの? 日常が惜しくなっただけなの?
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気をつけろ! AI的な優しさに すがれないのが昭和魂
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「クリスマスは ひとりサンタク見てたよ!」と 君が言ったね。 ふたりの思い出。
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突然の手術の姉を見舞う午後思いがけない笑顔に出会う
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怒らずにいてくれたことに愛感じてる 「悲しい恋の結末ですね!」
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