きみがカメラ向けてる空のその先の想いをすべて知りたくなった
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ももいろのやさしい花が咲いたから合歓の木と知る職場の裏の
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暑すぎて特別アイス今日はこれ こことこ毎日ごほうびスペシャル
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今日も雨 降らないなんて 明日も雨 降らないなんて もう3週間
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赤上げて 白上げないで 赤下げて 赤上げないで 白上げないで
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子供らの 小さき手をもて 折られゆく 折り紙いかに 幸せなりき
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熟すれば 甘くなるはず だけれども 待っていられず チョキンとカット
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上司へ 様がSummerになった時 私の聴いてる夏っぽい曲
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君だけに 恋焦がれてた 想いさえ 咲いて消えゆく 花火のように
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扇風機だけで暑さを凌げたとのたまう昭和レトロニンゲン
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おいしくは ないのだけれど メロンだと いうのはわかる 絶対メロン
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iPhoneの待受にしてすぐやめる愛より哀で肺が凍て付く
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モゾモゾと ひっくり返る 黄金虫 スポドリ舐めて 再び空へ
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総武線はいいなとつぶやく練馬区民 今朝も快調大江戸線に
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猛暑でも季節の進み確かなる 早まる夕暮れ 蜻蛉とんぼ舞う影
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夜八時大河ドラマで思い出す また明日から森タワー
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洗濯後ソファーに沈み思い出す君と憂鬱がいなかったことに
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まだわたし日比谷線には乗れないの 森タワー出て平社員ぼやく
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夜市う うつつと異界 滲みあう 迷わぬように 鬼灯ほおずき買って
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今日もまた大江戸線に揺られゆく 所詮私も資本の奴隷
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本当の金持ちは森タワーにはおらずに目の前レジデンスにおる
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雷獣が我がYoutube埋め尽くす バキ童一味が商業過ぎてな
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バキ童が駆逐されゆくおすすめに 現れたるのはベテランちかな
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平凡な月曜終わり夕食はいつものようにほかほか弁当
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ごうごうと今日はうるさい大江戸線 空のイヤホンケースを見つめ
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変わらない 日々に優しき 彩りを 心に灯る ささやかな詩
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ガレットにフォークがうまく刺さらない君とのデートは諦めようか
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来年の 歌会始を 夢に見て 最初の歌が 百面相
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音楽が 胸のスイッチ 入れ替えて 悲しみだけを そっとミュート
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稚児のころ隠れて泣いた想い出の身の丈にあうカーテンを買う
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