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小学六年生煮える欲さえも愛と嘯く僕が貴女の!(
処女
(
きす
)
を奪った、何て大袈裟)
3
ブッフェとは呼ばずバイキングというホテルで今夜家族と過ごす
12
ため息とともにトイレに入ったら、便座冷たくて、ついに泣きそう。
5
見知らぬ場所で勝手に死んだりしないでね あなたの命はわたしが測るの
6
雨けぶる土色景色
畔
(
あぜ
)
の肩肩身狭そにへばりつく雪
19
生き死にを「あなたに委ねる」と言う君は 笑顔でこの世をたゆたう天使
6
母さんの好きな花だね山桜ここならきっときれいに見える
28
真ん中の姉は似ている
亡き母
(
かあさん
)
にだから読まない僕の歌など
20
家裏の雪よ秋まで解けないで さすれば夏も涼しかろうに/雑草も生えないし!
18
仄白きソメイヨシノの二、三輪 早咲き桜の紅き喧騒
19
ドナドナがリフレインして坂のうえ白い建物母を送りし
15
年度末 猫の手さえ 借りたいな ふわふわ肉球 何が出来るや
24
山肌が淡いピンクに染まるのももうすぐだよとお墓に話す
29
ゴロゴロと河原の石とじゃがいもは丸くなったり毒を持ったり
21
混み混みの イオンで気づく 春休み 子らの笑声に 周り明るし
18
山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
29
標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
25
好き嫌い「憎悪」は枯らす木の幹を「
慈美
(
じみ
)
」は梢に小鳥を呼んで
19
白バイに ビビり散らかした その帰り 切符を切られる 人を見て笑う
6
「違います」 キッパリと言う くちびると 反比例する キミの眉尻
16
卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
17
大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
11
見つめられ見つめ返すと「邪魔!」の声 後ろが見えぬと妻の叱責
17
空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
27
雨上がり 見上げた空が青いから 首肩の凝りストレッチする
26
野花詠み妻偲ぶひと我に沁む はじめて知った「狐の剃刀」/キツネのカミソリ
11
陽だまりで柔軟剤がいつもより やわらかになる春先の芝
12
クオリティ
(
お仕事を
)
誇れる魂ジパングさ上手さの輝き金にも勝り
17
猫の背を追いかけつかの間ここに来た 猫語も少し覚えてきたよ
8
ア・イ・シ・テ・ル 丘の上から旗を振る飛行機雲の先へとのびて
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