入浴は 命の洗濯 にはならぬ 乾かぬ心 いやなにおいと
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その声に心を澄ませ耳澄ませ今目の前の小鳥はきっと
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「それでも君に生きててほしい」と言うあたしをつくるは骸の山
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ポケットで黒イヤホンを解(ほど)いては曲に歩幅を奪われている
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息子らが 戻った後の掃除しつつ 我は次回の カラオケ選曲
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盆休み意味の不明な電話来ぬそれは私の担当ではない
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刈られてし夏すいかずら在りし日の白から黄色に変わる姿を
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狭庭辺に 頭(こうべ)を垂れし百日紅(さるすべり) ご先祖様を迎えて揺れる
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情薄く笑顔見せない義姉と会うあさって土曜気が重過ぎて
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晴れ上がる夏空白い歯甲子園スライディングで匂い立つ土
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ヘルパーがどんな人かで決まるんだ利用者側のQOL
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たよりがいあるヘルパーが辞めてから我が生活は立ち行かなくて
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思い出せ一年ぶりの盆飾り壁の曼荼羅歴史を語る
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洗わないベッドパッドは変色し三年分の染み込んだ汗
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たとえ手が届かないほど遠くでも 想い届けば降り積もる花
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地球儀に 変化の兆し まざまざと ドローン飛び交い 雷雨に打たれ
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じんわりと 渋皮剥けて 元の姿 淡い誘いに つられる夜は
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陽の落ちる時間が少し早くなる暑さ遠のく夏の逃げ足
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浅草やスカイツリーをはすに見る昼から電気ブランを呑んで
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供え物の 処理係に 任ぜられ 務めて食うも 盆明け危うし
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銀翼は貞山堀を掠めたり 松原の跡ようよう緑に
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墓脇の 田の穂出るを 見届けて 盆きたりたるを しみじみ偲ぶ
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換気扇扇風機2台冷風機風が多いな実家は
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芥子粒のごとく小さき梅肉の沈むこぶ茶をかき混ぜて飲む
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「自販機」と呼ばれた私 探してる時にかぎって見当たらぬゆえ
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東より西へ過ぎ行く台風を富山の海老が跳ねて見て居る /台風15号とシロエビ
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凄まじきダッチロールの映像も朧に八月(はづき)十二日来る /一九八五年日航機墜落事故
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俺の母、癌だったんだ 二の腕がいつもの倍は網戸に食いこむ
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姑は鎮座まします本尊さんほっとけほとけ汝(な)れも行く道(あやめちゃだめよ)
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ワレワレハチキュウジンダ 阻止するど!これ言い続けて地球温暖化を!
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