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ももいろのおくりものだけ満ちていく部屋からいつか出られるように
7
迷いしも 山の窪地に 顔埋め 息を整え
頂
(
イタダキ
)
目指す
12
久々に実家に帰れば一仕事訳のわからぬDM処分/帰省初日
15
妹と 母の語らい 咲く笑顔 細まる我が目に 映る向日葵
15
切りそこね伸びすぎた髪をかき上げるアイスを落とした子供横目に
4
盆参り日帰り帰宅の義姉に会いぽつりぽつりと施設の話し
22
久々にゆっくり風呂につかりたい立秋過ぎの野分過ぎた日
11
熊怖く墓所の前まで乗り入れる 車は文句を言いはせぬゆえ
21
泡みたく消えていくかな忘れたくないな夜風をそおっと宿す
4
車から降りる刹那の蝉しぐれこれには熊も近づかぬはず/墓参り
18
涼しいか 涼しくはない 暑くない まとわりつきし 湿気と虫が
11
この値段 工夫あるのか 四つ星
美味
(
うま
)
くなかった われ味音痴
11
台風に吹き飛ばされた熱帯夜まだお盆前上着をはおる
7
帰省前 君と別れて 吸った
3
本 帰りはホームで
1
本でいいかな
3
いつまでも一緒じゃなくてもここにいる 千切れたリボンをぎゅっと握って
15
本当に寝るのが好きなひとの背にくっつく 本を続きから読む
9
虹色の レース
羽織
(
はお
)
れば
鬱鬱
(
うつうつ
)
と した気も晴れて
蜩
(
ひぐらし
)
の鳴く
27
思はぬに
野分
(
のわき
)
が秋を 連れて来た あはれ今年の 夏も去ぬめり
12
30℃ 中身違える 30℃ 気付かなければ それもむべなる
11
台風が過ぎて空気をシャッフル夜の主役は秋の虫に
3
あなたにはなれない声で筆と弦触れて私は今日も満悦
6
夕暮れて連なる尾灯それぞれの思ひを思ふ旧盆の道
10
穴の無いドーナツもドーナツである そう言い張れる君が眩しい
3
経験は問われていないぼくたちがつくる地球の地味めな部分
15
墓前にて手を合わせれば思い出す先祖と共に血を分けぬもの
8
要するに、言った途端に場は冷えて つまりと言えばもうシラけてる
5
会えたのがとても嬉しかったから 元気に見えた 見えたのでしょう
2
流れ作業で手持ち花火に火をつける 思い出を反芻するように
5
一つ空け座ってできたこの隙間席一個分の勇気で君に
5
八日目にはもういない蝉くらいの強さで君の手を握った海岸沿い
5
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