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沢山読んでいいものをよめるように

温泉気分の入浴剤寒風に乗って香ると暖まる気がする
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好き嫌い花びらの数奇数なら 好きから始めて好きで終わるし
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平日の車窓を通した河川敷 投球練習芝は冬色
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流れゆく電車の外と時がただ 我を切なく振り返らせる
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抜きん出たものが無くとも今までの 我の全ての良き展望よ
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思うのも思われるのも塞ぎたく 己に夢中になるもできない
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晴れぬ空心の雲に息をかけ 薄明光線我を照らせよ
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若者よ都会で輝く星々か そうでなくとも宇宙を照らす
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世を巡る嫌な言葉を有線の ワンフレーズで蓋をしてくれ
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頰つたい流るる雫の一粒が しあわせそのものだったら良いが
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こころなしほろ酔い気分で君と飲む ぶどうジュースをワイングラスで
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切実な祈り明日が来ないでと 青色光に慰め求め
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前きみに好きだと言ったあの服は 誰かに言われてやめたみたいだ
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街中でただすれ違うあなたにも 愛されたいと思ってしまう
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ほしぼしが僕を見下ろしなぐさめる 段差一段両足ジャンプ
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責任と使命と責務を投げ捨てた 揺蕩う海に僕も沈めば
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目に映る確かな自分のつらさより 完璧な君のつらさを知りたい
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身の丈のそれより下の生活で 焦らず呑まれず流されず
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おめでとう心の底から思えない 君に伝える勇気も出ない
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勇ましいひこうき雲の跡昇る 積乱雲を突き抜け彼方へ
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路線図にうつる近くて遠い街 揺られ流されいつかその地へ
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ぶらぶらり向かいの席の幼子の 小さな靴の可愛いことか
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君がため 平安時代の貴族なら うたでもよんで眠りにつくか
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よこにいる我の想いは届かぬか 君が笑って漏らす名は
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夏服を探して縦にスクロール 晩夏の暦に書いた赤マル
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いつもなら気にも留めないこの時間 お風呂かなにかと既読か確認
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俳優の紫煙に今は憧れぬ 君が嫌いと風の噂で
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きみならと苦手な遊びの誘いでも  コンマ一秒文字を入力
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