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離れると知っているのに抱き寄せてサイケデリックピンクの口づけ
6
訓練と 知れば全てが 合点ゆく 天まで続く この道細く
5
水無月を 迎えて背中 震えたる 値上げ見据えて 次職探さんと
5
ご先祖は 鋳銭司村の 出身と 知ってわざわざ 訪ねて行った
3
ダービーは 苦労人勝つ またしても 加え二冠と 秋に夢見る
5
耳鳴りと 首肩こりと 緑内障 副鼻腔炎 関係いかに
3
六月に なった途端に 台風の ニュース賑わう お昼のテレビ
4
懸命に 吠える犬には 冷静に 感謝を述べて やり過ごすのみ
4
校門を開く保護者のポロシャツが汗でグレイに染まる朝9時
15
軽蔑と 怒りをもって きっぱりと 嘘を拒んで 気味悪がられ
3
他人は他人 自分は自分 価値観も 生き方さえも 違って見える
3
いろいろと 想像したり してるうち ホントにそうと 思い込むから
4
熱気候 睡眠質不足の朝
気怠
(
けだる
)
き
体
(
てい
)
を鼓舞せし
颯
(
はやて
)
23
背を丸め 頭を前に 突き出して 歩く爺の 姿は我が身
5
目の前の背中合わせの禿げ頭鏡に映るお父さんかと
12
窓際に 頭を向けて 目覚めれば 玉ねぎ揺れる 青空の中
8
目薬をさすのが何故か面倒で買ってそのまま引き出しの中
15
音量のせいではないが連ドラのセリフ判らず家内に尋ね
14
誘ひけるささめごとかな甘き声なさけの沼にともに沈みぬ
7
バインミージャージャー麺に
参鶏湯
(
サムゲタン
)
美味しいだけの異文化理解
12
大雨に水面となりし車道ゆく靴の片方口を開けつつ
11
木造の我が家にはないプライバシー二階の声が階下で聞こえ
16
青空で
水無月
(
みなづき
)
始まるもんだから
田畑
(
たはた
)
どうかとダムいかがかと
21
今朝はU あんよもてっても なげだして ねこのからだは やわらかだから
21
いつもより 遅くに雨戸を 開けてたら 目が合った人に なぜか「すみません」
11
夏きてる夏きてるね夏きてるエレキテル?夏きてる
4
姿見の布をあけてはいけないよ 遺影が並ぶ暗い奥の間
18
人生は当事者主義が持論故我儘道の旗を掲げ立つ
9
歌いきり 皆に褒められ 得意顔 見守る我の 力と成りぬ
16
夕立に夏を分けゆく交差点 滲んで流れた信号のあか
23
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