平和時に生きた己の無節操 ナショナリズムを止める者なし
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歯磨きを したかしないか 忘れれば 一回ぐらい どうでもいいか
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人生は 舞い上がる時 もなければ 墜落もない 低空飛行
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「これがいい」同じ顔したぬいぐるみ選ぶ楽しさネットにはなし
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肝心なあの人の心分からないネットでいくら調べてみても
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徒歩十五分 家路をゆるり歩む 街路樹の間に 白き寒月
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月曜の朝餉のおかずは目刺しなり 雑穀飯になめこの味噌汁
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満月が右上にゐる信号を左折でむかふ夜明けの世界
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だれと呑むなにを呑むかと如月のじゃんけんぽんが木魂する居間
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北陸の友をおもひて北陸の酒呑む夜は旅路にて酔ふ
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顔そむけゴミ出す人へ「おはよう」の苦さを連れて青空仰ぐ
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いつもならなんてことない夜なのに独りでいるのが耐えられなくて
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葉の奥に過日降りたる雪残り単色ビオラに一色足したり
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凛として 厳冬に咲く雪中花 凍てる大地に春を待てをり 
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同じ時間に目が覚める体内時計は健在だ 今日に感謝
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這ってでも見たい絵画はありますか。 共に向かいましょうパトラッシュ
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愛というインクで書かれているらしい二千字かけた百字のエッセイ
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微笑みや涙のわけを探したら…曖昧模糊を枕にごろ寝
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シュレディンガー方程式を解きながら短歌のことを考えている
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知らぬ間に接続されたwi-fiだけが覚えている女の家
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少なめの 雪が帳尻 を合わせて 大雪続き 倍返しかよ
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僕の中で幅を効かせる暗闇を飴玉みたいに食べちゃってる君
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眠りつく直前に見るブルーライトあなたの言葉声のする文字
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無償とか正解だとかもういいの 私のペースで明日は呼吸す
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「うん」「いいよ」磨りガラス越し口癖の 君へと届け彼方の光
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小銭だけ鳴らして歩く期末とかどうでもいいほど透明になり
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雪だけですべてを覆う冬の夜こんなに白く失われるなら
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雪だから細くなりゆく路地歩きすれ違う人袖すり合わせて
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原っぱに 取り残されて 俺は言う 演技指導が 厳し過ぎたか
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泣きながら産まれてきたね それでいい 無理に笑わずスープを啜る
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