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三月の雪は稀ではない秋田自転車出せば次の日は雪
40
行く冬と来る春相互のせめぎ合い 春勝利まであともう一歩
22
心をばアイロン掛けてピンと張り背筋伸ばして珈琲流す
13
崩れてる姿勢が丸く崩れてるもしや心も崩れてるのか
11
起きられないなりに 30分早く 起きた自分を さあさ褒めよう
27
志
(
し
)
は募り 始発に乗りて 踏み出すは 夢の続きの 確かな一歩
10
寒戻り 焦らし焦らされ待つ君に 届いた春の歓びひとしお
22
仕事中癒されたくて増えてったテーブルの上アクスタずらり
8
目で笑い心で暴言吐いているそんな大人にいつしかなった
24
なんとなく残り二十歳と設定しさあてこれから何しようかな
11
学研の付録に焦がれた鍵っ子の夢はち切れるアパートの二階
18
面を脱ぎ試合のあとに配られた薬缶のカルピス薄くて美味い
18
春がきたWBC大相撲 選抜楽しむ元気な老後
26
窓越しの春の日差しを浴びながら背後に咲くは恋バナの花
8
「あの件」と一行のみのメールには余白に語るにべもなし 恋
8
畳む日を 名残惜しむや 空仰ぎ 時はいたづら 時は綾なし
8
雪やこんこん あられやこんこん さっきからきみのマフラーくすぐったいな
9
雨上がり気温上昇
靄
(
もや
)
の中 再び春へ一直線の朝
17
ゆずりあい 言ってるヤツは ゆずらない ゆずってるとこ 見たことがない
4
食卓に ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛まつり
35
風は勝手にぬるくなり目の奥をよごされて歪む春の陽光
6
揚げ麺に八宝菜をかけたもの 「皿うどん」とはたれが名付けし
20
あちこちに 葬儀屋看板 目に留まり 死もまた日常の中にある
14
忘れずにご苦労さんと呟けば迷惑メールひと休みかな
6
サブスクのようだね、多分僕たちは 日々のくらしを課金にかへて
17
薮睨む前髪越しに春北斗ポケットの中ぐうを握る
10
咲き初めし
辛夷
(
こぶし
)
ふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
36
ひ孫見ず逝きし父の
姿
(
かたち
)
なり 息子の背中 桃の節句に
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「思し召し 聞こし召し」 お布施は文化 新興宗教拝金主義
8
広告の 桜 旅立ち おめでとう 明るき文言弥生に踊る
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