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寝てるのか 起きているのか わからない 目を開けて寝る キミが愛しい
5
淡空にそよぐ葉色は水綾のほのかに吹かれゆらめくひかり
10
いただきます 何回言うの? いただきます キミの手料理 初めてだもん
4
生きてさえいれば見慣れた痕になる 白鳥座によく似てたり、さ
6
ひたすらに歩数と歩幅ととのえて助走の先へ身を放るだけ
14
昭和には快速停まらぬ吉祥寺「いせや」の煙ここも東京
13
「こんにちは!」つくしんぼうに声をかけ ひよこの如き子が屈みおり
39
チビ猫が 行方不明の 朝であり 皆で捜索 箱ですやすや
31
晴れ空に靴紐が甲叩く音寄ると青へと変わる信号
8
薄墨流し 山の端おぼろ 桜散りぬる 春を惜しみて 独り酒酌み
5
駐車場 手持ち無沙汰の 両の手を 隠しきれずに ポケットのなか
16
母と見た 空へと続く ゼラニウム 目印のごと 青に映えゆく
20
蒲公英
(
たんぽぽ
)
に実は種類が有るらしいサツキつつじは違う花らし
22
職場去る
難病
(
やまい
)
得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
12
この路は 分つ先へと 繋がりて 紡ぐ短歌は 貴方を繋げど
12
智歯
(
おやしらず
)
遂に抜きたる 春さなか 続く
痛痒
(
つうよう
)
されど
変革
(
かわり
)
か
8
春風の 吹き通う野に 口ずさむ 妙なる和歌の 調べ愛(かな)しも
15
丸顔の ドラヴィダ人と 隣り合い 南インドの バスは旅立つ /羇旅歌南インド
17
三頭の ひしと抱き合い 目を見張る 極寒の猿 口髭を持つ /地獄谷野猿公苑
14
襟足の 粋(いき)きわ立たせ 春の陽を 浴びて煌めく 髱(たぶ)の真珠(しらたま)
13
S
サイズ 着られた体が
M
サイズ を経て今では
L
サイズなり
11
目の前の 君の眉毛が 1センチ さがったならば 死んでもいいや
10
来るまでは遊ぶを知らず狭い箱 うまく遊べぬきみが恋しい
14
妻と添い 焚く様になった
樒
(
シキミ
)
の香 日々に残る 恋し君の
痕
(
コン
)
8
桜花散るを誉れと戦場に蕾みの学徒征きて帰らず
16
君の居ぬ右側慣れぬ夕暮れにオレンジ染まる影のひと筋
27
眼の先に花びら舞うや風なきに 番いの黄蝶か つかず離れず
25
大幟りハタハタと鍾馗様 この頃とんと見掛けなくなり
12
節句の日今日も草取り田圃這う昼は用意の粽を食べて
16
端午の日菖蒲と蓬を軒に差し束ねし菖蒲で門口叩く
(
)
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