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占いを頼って探すくらいには貴方のことを切望してた
11
三十一
(
みそひと
)
に 個々の想ひを 吹込みぬ
替ゑ歌
(
かえうた
)
作りに似通ふ短歌
32
あの人を好きだった過去も悲しいし、好きでない今の自分も悲しい。
9
ケージの隅眠ってる君の小さな耳、私のため息でぴくっと動いた。
8
雨の夜の牛丼屋にて一人飯。リップの『ONE』が寂しく染みる。
4
義を為せば民は刃紋の覇を恐る抜かずに収めよ真の知者たれ
17
暴君と化した主は斬り伏せよ
劍
(
つるぎ
)
ささやく妖気を帯びて
15
ヒヨドリや掴む小枝に揺れながら見上ぐ紅梅かをる蜜舐め
24
風寒み辛夷の蕾固くして照らす街灯早春の宵
15
ニュース見ず皆既月食に気付く夜
(
我が庵は 都のたつみ しかぞすむ
)
世をうぢ山と 人はいふなり /喜撰法師 8/100
12
ヤバ過ぎる変な短歌を詠んでみる バースジャンプだ 歌人の彼方へ
5
旋律に乗せて今しかない声を放て 夢中で 忘我の先で
8
語りては心に沁みる昭和歌あなた私も未だ若かった
14
庭が枯れ祖父が死んでもチャルメラは妙な速さで町を巡って
10
複数の国語辞典を見比べて幸せを定義するナカムラ
6
ひたすらに 下腹あたたむ 月数日 ときどきねこも 乗ってくれたり
22
あな素晴らしき
強
(
したた
)
かさ 何れの時に 御身を
屠
(
ほふ
)
る矢となりし
11
春巡るバス待つ子らの青き列 畳みし羽根におにぎり忍ばせ
24
膝の上 愛惜眠り まだ遠く
6
影なれば消ゆべきものを
眼
(
まなこ
)
なる濃き紫は
愈々
(
いよいよ
)
深し
7
まばゆさに心も白く霞むとも焼きつく青は褪せぬ形見に
6
不調さへ歌をうたいて超えようと腹の底より声放つのだ
18
リンゴ酢と梅肉入りの飴ちゃんで体を起動さすダルい春
29
夜熱海 想う可惜夜 横顔に
7
春なのか冬の残滓の中なのか三寒四温の
V
A
R
を
14
音楽を止めて地元を歩いたら意外と静かで意外と寂しい
16
聴こえたの だからわたしはここにいる きみよ見つけてはやく気づいて
5
悠久を生き延びてただひたすらにあなたのもとに帰りたかった
3
感触のかけら 集めて縒り合わせ作り上げたるときの楽しさ
12
中腹を越して麓にかかる雲あの辺りなら歩いて行ける
21
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