男故負け惜しみなど言うものかこれで良いのだ二股難儀
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頃合いかキャッチボールは叶わずにスタンプ消ゆる別れの手紙
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「七夕に何をお願いしたの?ママ」「お婆ちゃんには喋らないわね」/ほのぼのファミリー短歌
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仰ぎ見し あの日の塔は なお立てど 時代の森に その姿消ゆ
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後方の石段にまで苔伸ばし神木は見る舞の姿を
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その訳を質さぬままに身を引くは勘違いより始まればなり
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大雨に七月なのに涼しいとずぶ濡れ散歩嘲笑うが勝ちよ
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春過ぎて夜は明けねども我が目には 衣ほすてふさへ見えにけり
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このたびはかいなも組まず果てゆかん 君が錦は神代かみよに聞こゆ
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山鳩と雨のこもる公園の 20℃の水を泳ぎぬ
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「身長は18センチ差が理想」くうを見上げて推しに願いを
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「ソーラン」と踊る彼女の引く網に僕はかかってしまいたいんだ
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ザッと音 立てて総員敬礼を するかのように 噴水止まる
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あなたの影 を踏んでみるも 返される 影を持たない 私はつぐむ
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涙袋ゆめとあきらめつまるって本当ならば あの人、は、
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決め事だ 偉い先生 お墨付き 俗人などは 蚊帳の外なり
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去年こぞの秋に届ひた鉢 梅雨時に蕾膨らみぬ ガーデンマム
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腹に乗り呼吸に合わせ上下する猫と一緒に嗚呼生きている
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雨がただ降り続けるから何もせず何もせず猫と寝る日としよう
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なにものか になろうなんて わたしたち みんなぜんいん じょうみんだし
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バリバリ… ズッダダダーン 街中の 解体工事 雨も存ぜぬ
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ねこ手帳 本命結局手に入らず サブの「こねこ」で妥協している
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結婚十年目前日の殺人未遂「凶器は百円のざるでした」「つまらないね」
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9歳のリュックを背負って思い出す 背中を濡らす涙のぬくみ
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背に絡む触手は強く張りついて 初登園に泣く蛸の群れ
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ひと月の遅れて半袖Tシャツとひじ冷え守るカバーはセット/付けたりはずしたり
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明け方の激しい雨も受け留めて ベランダの薔薇光の滴
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セイコーのクォーツ時計目にすれば父ととぶらふ入学の朝
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バス旅行 ビール飲みすぎ もよおして 二十キロ先 耐えるも限界
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ロボットの無垢なごめんね響いたら 嘘っぽくなる からまたごめん
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