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男故負け惜しみなど言うものかこれで良いのだ二股難儀
6
頃合いかキャッチボールは叶わずにスタンプ消ゆる別れの手紙
11
「七夕に何をお願いしたの?ママ」「お婆ちゃんには喋らないわね」/ほのぼのファミリー短歌
10
仰ぎ見し あの日の塔は なお立てど 時代の森に その姿消ゆ
12
後方の石段にまで苔伸ばし神木は見る舞の姿を
7
その訳を質さぬままに身を引くは勘違いより始まればなり
6
大雨に七月なのに涼しいとずぶ濡れ散歩嘲笑うが勝ちよ
7
春過ぎて夜は明けねども我が目には 衣ほすてふさへ見えにけり
3
このたびは
腕
(
かいな
)
も組まず果てゆかん 君が錦は
神代
(
かみよ
)
に聞こゆ
4
山鳩と雨の
音
(
ね
)
こもる公園の
20
℃の水を泳ぎぬ
13
「身長は
18
センチ差が理想」
空
(
くう
)
を見上げて推しに願いを
4
「ソーラン」と踊る彼女の引く網に僕はかかってしまいたいんだ
15
ザッと音 立てて総員敬礼を するかのように 噴水止まる
9
あなたの影 を踏んでみるも 返される 影を持たない 私はつぐむ
5
涙袋ゆめとあきらめつまるって本当ならば あの人、は、
5
決め事だ 偉い先生 お墨付き 俗人などは 蚊帳の外なり
13
去年
(
こぞ
)
の秋に届ひた鉢 梅雨時に蕾膨らみぬ ガーデンマム
20
腹に乗り呼吸に合わせ上下する猫と一緒に嗚呼生きている
27
雨がただ降り続けるから何もせず何もせず猫と寝る日としよう
14
なにものか になろうなんて わたしたち みんなぜんいん じょうみんだし
4
バリバリ… ズッダダダーン 街中の 解体工事 雨も存ぜぬ
10
ねこ手帳 本命結局手に入らず サブの「こねこ」で妥協している
17
結婚十年目前日の殺人未遂「凶器は百円のざるでした」「つまらないね」
4
9
歳のリュックを背負って思い出す 背中を濡らす涙のぬくみ
14
背に絡む触手は強く張りついて 初登園に泣く蛸の群れ
20
ひと月の遅れて半袖Tシャツと
肘
(
ひじ
)
冷え守るカバーはセット/付けたりはずしたり
14
明け方の激しい雨も受け留めて ベランダの薔薇光の滴
28
セイコーのクォーツ時計目にすれば父と
訪
(
とぶら
)
ふ入学の朝
15
バス旅行 ビール飲みすぎ もよおして 二十キロ先 耐えるも限界
3
ロボットの無垢なごめんね響いたら 嘘っぽくなる からまたごめん
5
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