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ペイペイ♪と軽き電子の音のみで財布は減らぬままの散財
16
一円を泣いて守りし家計でも「笑う者」には届かぬ暮らし
11
愛犬に誓い果たせず繰り返す自責と懺悔 心身侵す
9
この支配からの卒業叫べども嫌なこの地と何処も地続き
11
段差あり その貼り紙が 気になって 躓くんだよ ここの段差に
8
俺たちの 子供が大人に なったらさ きっとわかるよ 俺たちの仲
6
君がため 惜しからざりし うそつけよ 私の好きなパンも知らない
5
屋上も 小石はあるんだ くつしたで飛び越えようか いたいくせに
4
半袖は そろそろ寒い かといって 長袖着たら 暑いなんなん
8
昨日まで 何もなかった この空き地 小雨に灯る Timesの文字
7
夫から捨てられたんじゃ無いのです縁を切ってと願った私
27
書繰る間に 篠突く雨を やおら聞く 葉月の名残り 洗うがごとし
9
戻らない和服に心折れぬよう買った『現代仕立ての和裁』
26
降り続く 長き雨に沈む吾 傍らに眠る
愛猫
(
きみ
)
秋陽
(
しゅうよう
)
の如
17
じっくりと姿見を見ぬ生活はショーウインドウに『誰
?!
』かを映す
28
チャイブの芽伸びるにつれて我が体重競う如くにどんどん加速
20
個性とはちょっと尖って変わってて唯一無二を推奨したい
20
大雨が12分後に来るを知る画がカラフルで眼が冴え寝れぬ
23
一ずつ消えど恋路の願い継ぐ桔梗の星に水注ぐ朝
20
二人して海に秘密を話し合い寄り添い見つむ貴重な夕陽
19
見つかった猫に車内で泣く君の無垢と暮らせて幸せでした
21
そこの君さあ僕の手をと差し伸べるいや転んだのはあなたですけど
6
換気扇止まり灯りの点滅も消ゆ店外で吸いぬ蛍火
15
覚めた夜 昇ったままの照明 強張った肩 スイッチを押す
3
雨音に過去の澱を感じてもそれはただただ一人ということ
6
来る雨蒸し暑さ呼びエアコンを付けど気になる温暖化かな
17
粛々と街灯の点く夜の道行きにはあまりに眩しあまりに苦し
4
出張のお土産だよと君くれた謎の置き物出張先どこ?
7
大雨に備えが在れば憂い無し悔やむ言葉にならぬ様にね
16
茹で上げて団扇で冷ましつつ塩を振り緑冴ゆ枝豆食みぬ
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