打ち寄せる夏の波際引いてゆく初採りかぼちゃにみちくさの秋
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トランプにルールなどない 率︵りつ︶や時期 目の前ぶらさげ おどしてせまる
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トランプは 忘れまちがい めだってき 韓国 朝鮮 敵対国だぉ \強硬姿勢は複雑な見方ができないせい。 老化か?
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そなえとく 副大統領は 保安官助手「ボスおれが いたぶってやります」\ランボーやイージーライダーに出てくるタイプ
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夏リフト見おろす町は風景画みとれる間だけ怖さを忘れ
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どこからか五木ひろしが聴こえてはあたり見回し立ち止まる昼
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無防備に転がるアマゾン置き配の荷物玄関先にありけり
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雨後の朝 蝉静かなる 涼風の緑の香 ほのかなるベランダ
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生きているうちにやさしくしたかった だけども俺は神様じゃない
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過ぎて行く真夏の日々と引き換えに一面に咲く白い花々/蕎麦畑
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好きな人をフォロワーに持ち 浮かれてる私は下心満載
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チャリ転倒 派手に転んで恥ずかしい 優しい女神「大丈夫ですか?」
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混沌なアンビエントの音に載せ熱も哀も我も吐け吐け吐け吐け
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その色で 秋色にして 赤とんぼ 青空の下 君にお願い
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八月もすえとため息つく人に秋風やさしく吹きますように
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IOS認証取得大書きし誇らしげだが何が変わった?
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日照る中萎れかけたるミカンの木 バケツ二杯で翌朝ピンと
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艶めいて 蝉が鳴くよに喘いでは 肌を重ねた夏の夜の夢  
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二紙三紙束ねて余裕老齢者 茶店の害と自ら知らず
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夕日みて黒田三郎思い出す ビール片手に斜めに座る
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疲れたとは まだ言いたくない 遠隔介護 歌って踊って お茶でも飲んで(さあ立ち上がれ)
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連日の 殺人報道 繰り返す テレビに明日の 未来はあるのか
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夏の朝涼し気に降る雨露に 潤う緑青々と映ゆ
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怠惰という罪悪を司法解剖す割った腹から怠惰の産声
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箸先を揃える君とゴミ箱に散らばる二ミリのわたしの前髪
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天秤のみぎてにあの子をのせてみるひだりのあの子がそっちを見おろす
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23と59とが0に帰すどれもこれもが昨日のことだ
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神様の口座にかれを閉じ込めるきらきらの利子で恋がおいしい
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正しさは ひとつふたつでは なきと知る 愛と憎悪も 表裏一体
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生きるには 愛と勇気が正しいの? 湧きあがるこの憎悪でなくて
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