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腑に落ちぬものは
呑
(
の
)
めぬと
啖呵
(
たんか
)
切る 妄想をする 午後のオフィス
13
寄り添ひて三十三年果てるまで君の目尻の皺に頬寄せ
15
諸人の血を吸いさまよう電車の蚊 こいつに刺されりゃ速攻伝染る
15
主婦ひとり啜る素麺 昼下がり 麺つゆなんて軽量カップ
11
あたたかいくるみパンから立つ湯気を見るため暗いままでいる部屋
8
真夜中に遠くの遠くの自販機で ビニ本買った
幼気
(
いたいけ
)
な頃
11
店員
(
若い娘
)
の表情愉しみ艶書買う そこまで出来たら真の
河童
(
すけべ
)
に
11
コンテスト短歌を詠んで燃え尽きたわたしに愛か花をください
13
想像を超えないくらいのユートピア ガラスの破片が突き刺さってる
6
涼しくていいけど雨が降り続き遊びに行けず残念な秋
9
A
V
がネットで見れる御代だけど読書の秋だエロ本買おう
8
長雨に道も遠のき家事間にも我は忘れず君をしぞ思ふ
5
今宵
(
こよい
)
また 孫と机を 並べし 至福の時を 胸に刻んで
15
慌てないきっと必ず思い出す これまでもそうこれからもそう
22
いっときの 互いに想った 思い出は 光り輝く いつまでも
7
かろうじて ミとンの間を 開けて鳴く
季節
(
とき
)
戻りて 風情も何も
7
お布施して法事を務め功徳積み墓マイルまだブロンズ会員
13
いまはしきつぶやきに似る上の句にたまたま気づき繰り返し読む /美美庵氏へ
6
枯渇した興味ワクワク集中力なくても何とか生きてます
13
死はいつも最も以外で気の抜けたそんな形で僕らを襲う
13
近々に私消えるという事実知ってるような知らないような
15
秋風に そよぐ木々あり 東野の 薄き黄葉は ゆるやかに増す
10
戦争の文字をたどったその先に、株の数字が妙に鮮やか
11
isshu
7
グループで自分をネタにボケるのは結構勇気のあるピエロです
14
重力を感じることないコンビニのフルーツゼリーのみかんみたいに
7
雨音の響く窓辺で佇めば好きな季節の過ぎゆく悲し
9
うす明けの 褥の中で 珠繰れば 遠くに響く イソヒヨドリよ
30
四畳一間に押し寄せる赤と青と緑の光の波
4
スーッとするボディシートの安売りのドラックストアに秋を感じる
12
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